シネマトゥデイ
より(以下一部抜粋)
> 開催中の第15回釜山国際映画祭(PIFF)で12日、『オカンの嫁入り』が海外初上映され、母子役を演じた宮崎あおい(崎の字は山偏に立可が正式な文字)と大竹しのぶ、呉美保(オ・ミポ)監督がティーチインに参加した。
> 開催中の第15回釜山国際映画祭(PIFF)で12日、『オカンの嫁入り』が海外初上映され、母子役を演じた宮崎あおい(崎の字は山偏に立可が正式な文字)と大竹しのぶ、呉美保(オ・ミポ)監督がティーチインに参加した。
日韓合作『初雪の恋 ヴァージン・スノー』ではイ・ジュンギと共演を果たし、韓国でも人気の高い宮崎が来場するとあって、前売り観賞券がわずか9 秒で完売した今作。最前列には宮崎ファンとおぼしき若い男性客が陣取り、3人の登場とともに、野太い歓声が沸き上がっていた。チケットの入手に苦労したと いう男性にマイクがわたると、宮崎への愛を延々と語り始め、司会者から早く質問に移るよううながされる一幕もあった。
宮崎演じるヒロインの月子が、オカンの再婚相手と一緒にお弁当を作るシーンになぞらえた「3人ならどんなお弁当にしますか」との質問には、呉監督 は「オモニ(母親)の味で、韓国料理づくしのお弁当」、宮崎は「お母さんがよく作ってくれた、おにぎりやから揚げ、卵焼きなどのシンプルなお弁当」とそれ ぞれコメント。一方、母親業のベテランでもある大竹は、宮崎と同タイプのお弁当を「ずっと作ってきたので作ってほしい」と、日本の我が子に向けて(?)リ クエストしていた。
母子の愛や葛藤(かっとう)、ささやかな日常の幸せを表現するにあたっては、「スタッフや共演者のみなさんと同じ想いを共有すること」を大切にし たと振り返る宮崎。「再婚の予定は?」というPIFFならではの自由な質問を浴びた大竹、「観客との距離が近いから楽しい」と語る呉監督ともども、約40 分間のティーチインを満喫した様子だった。