シネマトゥデイより(以下一部抜粋)

> ハリウッドでリメイクが決定した映画『チェイサー』をはじめ、世界を席巻するハイクオリティーな作品が次々と登場し、もはや、イケメンスターだけとは言わせないほどの盛り上がりを見せている近年の韓国映画界だが、なぜこんなにも韓国映画がアツイのか、その理由に迫ってみた。


Who killed Cock Robin?

 韓国映画界がアツイ理由を語る上で外せないのが、独自の才能を発揮する若きクリエイターたちの台頭だ。その筆頭株といえるのが、異色のパニックムービー『グエムル -漢江の怪物-』や、傑作ミステリー映画『母なる証明』が世界の映画祭で絶賛されたポン・ジュノ監督。彼の風刺の効いた作風と意外性に満ちたストーリー展開は、各国で「ポン・ジュノ節」と称賛され、早くも「若き巨匠」と呼ぶにふわさしい活躍ぶりだ。そして、初の長編デビュー作『チェイサー』のリメイク権をレオナルド・ディカプリオとワーナーが獲得したことも記憶に新しいナ・ホンジン監督も、緊迫感に満ちたダイナミックな手法で世界をうならせる。レオ様がホレ込んだ超ヘビー級のクライム・サスペンス『チェイサー』がハリウッドでどう生まれ変わるのか、気になるところだ。


 そんな才能豊かなクリエイターたちによって、かつてはイケメンとして、アイドルとしてもてはやされた韓流スターたちが本来の実力を発揮する場が増えたことも、韓国映画界を盛り上げている一因だ。兵役後の復帰第1弾となった『母なる証明』で、純粋な子どもの心のまま成長した青年の役に挑戦したウォンビンは、甘いマスクを封印した熱演でイメージを一新。また、イケメン俳優の代表格イ・ビョンホンの場合、韓国の名監督からはもちろんのこと、海外からのオファーも殺到! ついに映画『G.I.ジョー』でハリウッドデビューを果たし、極限まで鍛え抜いた肉体でキレのあるアクションを披露した。さらに、男同士の熱い人間ドラマ『映画は映画だ』で演技派としての実力を見せ付けたソ・ジソブほか、韓国映画界の未来を担う俳優たちの活躍にも話題が集まっている。ソ・ジソブは、総製作費130億ウォン(約9億5千万円)の最新ドラマ「ロードナンバーワン」のWOWOWで日本初放送を11月に控え、「WOW FES!2010」での来日も決定するなど、日本での人気もますます高まりそうだ。(1ウォン0.07円計算)


 ほかにも、スタイリッシュなラブコメディー映画『アバンチュールはパリで』をはじめ、ヨーロッパで絶大な人気を誇るホン・サンス監督や、映画『オールド・ボーイ』『渇き』がカンヌ映画で入賞したパク・チャヌク監督など、若手からベテランまで、個性派ぞろいのクリエイターたちがワールドワイドに活躍する韓国映画界。次はどんな作品で世界中の度肝を抜くのか、期待せずにはいられない。


『母なる証明』は10月20日深夜0:00よりWOWOWにて放送。



Who killed Cock Robin?

この「チェイサー」も先日WOWOWで放送されましたが、何度見ても凄い映画です。

この映画はほとんど全編通して主人公が

走るボコるボコられる走るボコるボコられる

の3拍子で動いております。

まるでワルツ。

相手役の方が彼の動きに応じて

「逃げる、捕まる、ボコられる」

「逃げる、ボコる、また逃げる」

「追う、捕らえる、ボコりまくる」

等々、様々なバリエーションで対応してくるので映画は単調にならず、まるで舞踏会を見ているかのごとく様々な動きが楽しめます。どっちかというと武闘会か。


3拍子で円を描いて元の位置に戻っては、また3拍子で新たに一回り大きな円を描き、また元の位置に戻ってくる。非常に緻密な構成のおもしろい映画です。血なまぐさいけど。


まだ見ていない方は機会があれば是非ご覧になってください。絶対おもしろいから!