シネマトゥデイ より(以下一部抜粋)

> 映画『トワイライト』シリーズでベラ・スワン役を演じて人気を博したクリステン・スチュワートが、ストリッパー役に 挑戦した新作『ウェルカム・トゥ・ザ・ライリーズ /Welcome to the Rileys』(原題)について、共演者のジェームズ・ガンドルフィーニ、メリッサ・レオと共に語った。

 同作は、娘の事故死により妻(メリッサ・リオ)と疎遠になったダグ(ジェームズ・ガンドルフィーニ)が、仕事でニューオーリンズを訪れた際に、亡 くなった娘とよく似た少女マロリー(クリステン・スチュワート)と出会う。そこでダグは、ストリッパーをしながら、売春で生計を立てているマロリーを救お うと、セックスなしという条件で、1日100ドルをマロリーに払い、彼女の家に住み込みながらマロリーを更生させようとするが……。


 ストリッパー役についてクリステンは「リハーサルの段階で、ポールダンスをしていた時にあざができてしまい、実際にわたしがポールダンスをしてい るシーンは、シルエットでしか使えなくなってしまったの。その時に、危険が伴う仕事だと思ったわ。さらにほかのシーンでは、バスローブとフィッシュネット (タイツ)だけを着て、ニューオーリンズの街を歩くシーンがあって、それは意外にもそんなに怖くはなかったけれど、もしこの役をもっと若い時に演じていた ら、きっと恥ずかしくてこんなことはできなかったと思うの」と語ったように、映画内では『トワイライト』シリーズのイメージをかなり覆す役に挑戦してい る。


 妻と疎遠になっているダグを演じたジェームズ・ガンドルフィーニは、「ダグの現在は、彼の望んだ状態になっていない。そのため、昔の状態に戻ろう として、ニューオーリンズに住むことを突如決意するんだ。多くの人は、そういう状態に陥っても、社会のしがらみや家族のために、その場を離れることができ ない。だがダグは、この機会を利用して自分を見つめ直すんだよ」と自身の役柄について語った。ジェームズは、この役を演じるためにインディアナ州南部のア クセントを学んだそうだ。


 また、ニューオーリンズでの撮影について「1か月半のこの映画の撮影を終えた後に、テレビシリーズ「トレメイ / Toreme」(原題)(ニューオーリンズが舞台のドラマ)に出演して、再びニューオーリンズを訪れることができたの。その時に、ようやく街並を観ること ができたわ。なぜなら、この映画でわたしが演じた役は、これまで一度もニューオーリンズに来たことのない設定で、ようやくニューオーリンズに来ても、彼女 にとっては特に気に入った場所ではなかったの。だから撮影中は、(役のために)ほとんどホテルに泊まり込んだまま。たまに食品を買いに行ったりする時だ け、外に出ていたの」と答えたメリッサ・レオは、2度目にニューオーリンズを訪れた時に、ようやくいろいろ観光ができたそうだ。


 撮影は、俳優同士がまるで実際の家族のような雰囲気で行われたそうで、映画内ではそれぞれが迫真の演技を見せている。ちなみに、この映画のメガホ ンを取ったのは、映画『アメリカン・ギャングスター』『ロビンフッド』のリドリー・スコット監督の息子、ジェイク・スコットである。



Who killed Cock Robin?