昨年6月に急逝した米人気歌手、マイケル・ジャクソンが、今年10月1日までの1年間で推定2億7500万ドル(約222億 円)の収入を上げていたことが、米経済誌フォーブスが25日発表した推計で明らかになった。死後に公開された映画「マイケル・ジャクソン THIS IS  IT」の大ヒットに加え、楽曲の売れ行きも好調だったためという。

 同誌は著名人の遺産管理業務に携わる弁護士の話として、「いずれは下降線をたどるものの、少なくともさらに数年は多額の収入をもたらすことは確実」と指摘した。

 同誌は、すでに死去した著名人が10月1日までの1年間に稼いだ金額に基づき、13人からなるランキングを作成したが、1位のマイケルの収入は、2位以下12人の合計収入より多かった。

 「キング・オブ・ポップ」と呼ばれたマイケルに次ぐ2位は、「キング・オブ・ロックンロール」のエルビス・ブレスリー(6000万ドル)。3位は映画 「ロード・オブ・ザ・リング」の原作者J・R・R・トールキン、4位はスヌーピーなどのキャラクターが活躍する漫画「ピーナツ」の作者チャールズ・シュル ツ、5位は元ビートルズのジョン・レノンだった。