ぴあ映画生活より(以下一部抜粋)

>漫画家・水木しげる氏の妻・布枝さんの著作を映画化した『ゲゲゲの女房』が水木夫妻の地元である鳥取と島根で先行公開され、主演の吹石一恵と、鈴木卓爾監督が舞台あいさつを行った。

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『ゲゲゲの女房』は、昭和30年代の日本を舞台に、お見合いからわずか5日で結婚した漫画家しげる(宮藤官九郎)と布枝(吹石)が、貧乏暮らしの中で夫婦のきずなを生み出していく姿を描いた人間ドラマ。同原作がNHK朝の連続テレビ小説でドラマ化され話題を呼んだ。

「大きな拍手で迎えていただいて、とてもうれしかったです。山陰の方はとても優しい方が多いです」とあいさつした吹石は、「夫婦のかたちに正解はないんだ と感じました。また布枝さんのような女性になる、というひとつ大きな目標をもらいました。見えないものを信じる心は、昔も今も変わらずに大切なことだと思 います」とコメント。鈴木監督は「地元で上映していただけることのよころびを強く感じます。原作のエッセンスを映画にすべて注ぎ込み、貧乏な暮らしを楽し く描いたつもりです。地元の方に見ていただいて、本当の意味で映画が完結すると思ってます」と感謝の言葉を述べた。

舞台あいさつはいずれも盛況。別会場で行われたトークショーには500人の観客がつめかけるなど地元は歓迎ムードで、映画は鳥取と島根で先行公開された後、20日(土)より全国公開となる。

『ゲゲゲの女房』
11月20日(土)より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国公開


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