MovieWalker より(以下一部抜粋)
>昨年の東京フィルメックスでプレミア上映され、物議を醸し出した超怪作『堀川中立売』が、11月20日(土)より公開されることになった。
本作は、地球侵略を企てる大妖怪“加藤the catwalkドーマンセーマン”と、それを阻止するべくやってきた宇宙警備隊の“安倍さん”の戦いに巻き込まれるヒモとホームレスの活躍を描いたストレ ンジムービー。そのストーリーを聞いただけでもぶっ飛んだ作品であることは想像できるが、さらに現在発売中の前売券も、かなり珍妙なデザインとなってい る。なんと“陰陽師”の安倍にちなみ、おふだの形をしたチケットが使用済みのペットボトルを加工した特製ケースに封入されているのだ。
この奇妙な前売券を考案したことについて、柴田剛監督は「本作の登場人物は、何もしない、何も見ない、どこにも行かない。つまり世界に参加しようと しない、どうしようもない奴らばかり。けれども、そんな連中もこの世にしっかりと存在して、生きているはず。捨てられていたペットボトルを再利用すること で、ゴミ(=どうしようもないもの)にだって価値はあることを表現したかった」と独創的な考えを聞かせてくれた。
また、この前売券にはもう1つ、とんでもない仕掛けが施してある。なんと各ペットボトルの中にはマリファナの種が入っているのだ! と言ってもこれは、鳥の餌や七味唐辛子にも含まれている、加熱処理を施し、発芽しなくなったもの。持っていても法律に引っかかることはないのでご安心を。
マリファナの種=麻の実(おのみ、あさのみ)のことですね。
ちなみに七味唐辛子には阿片の元になる芥子の実も含まれております。