ロイターより(以下一部抜粋)

>英ロックバンド「クイーン」が、約40年所属したレコード会社EMIから、ユニバーサル・ミュージック・グループに移籍する契約に合意した。また、2011年にバンドのスタジオアルバムのリマスター盤をリリースする準備も進んでいることが分かった。

 移籍の可能性が初めて報じられたのは今年5月。EMIでは、2007年に英投資会社テラ・ファーマの傘下に入って以降、英ロックバンド「ローリング・ス トーンズ」や元ビートルズのポール・マッカートニーといったアーティストを失っており、今回のクイーン移籍は新たな打撃となる。

 クイーンは、2011年1月1日からユニバーサル・ミュージック傘下のアイランド・レコードで活動を開始する予定。

 ギタリストのブライアン・メイは「新しいレコード会社で、新しいアイデアと新しい夢を持って新たな段階へと踏み出せることを、とても楽しみにしている」とコメントした。

 アイランド・レコードは、「ボヘミアン・ラプソディ」や「愛という名の欲望」といったヒット曲のデジタル・リマスターの準備を進めており、結成40周年にあたる2011年にスタジオアルバムのリマスター盤15枚を新たなパッケージで発売する計画。

 クイーン結成40年に関しては、英BBCテレビがドキュメンタリーを制作しているほか、英コメディ俳優サシャ・バロン・コーエンがリード・ボーカルの故フレディ・マーキュリー役を演じるハリウッド映画の制作も進んでいる。