cinemacafe.netより(以下一部抜粋)

>ホラー映画の巨匠ジョージ・A・ロメロが製作総指揮として参加し、代表作『ゾンビ』('78)以前に製作された幻の傑作『ザ・クレイジーズ/細菌兵器の恐怖』を最新技術と迫力のスケールで蘇らせたサバイバルムービー『クレイジーズ』がついに公開。シネマカフェでは映画の公開に先駆けて特別招待作品として出品された東京国際映画祭での上映後に、当日来場した観客を対象にアンケートを実施。「もし、恋人や妻、夫が未知のウイルスに感染してしまったらどうする?」という質問には意外な(?)結果が…。

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映画は細菌兵器を乗せた軍用機がある小さな町の川に墜落したことをきっかけに、ウイルスで汚染された水を口にした者たちが凶暴化。その“感染者”から逃れようとする男女4人の町からの脱出劇を描いている。

これから冬が近づくにつれ、インフルエンザなど“感染”の恐怖が身近に迫る。あの辛~い状態を体験し「もう二度とあんな思いをしたくない」と思っている人も多いのでは? 劇中の感染者、つまり感染したら“凶暴化”ということを前提に「もしも恋人、夫、妻がウイルスに感染したら?」という質問に「自分も感染する可能性があっても看病する」、「自分が感染してしまうのは恐いので看病しない」という2択で答えてもらったところ、約8割の人が「看病する」と回答。およそ2割の「看病しない」を圧倒する結果に…。

「看病する」と答えた人のコメントで多く見られたのは「一人だけ生き残っても仕方がないから」という趣旨の意見。「2人で仲良く添い遂げたい」(30代・女性)、「見殺しにするくらいなら一緒に死にたい」(20代・女性)など、自分の身を守りたいという気持ちより、愛する人と共に生き残らないと意味がないという意見が多く寄せられた。映画を観ると、人格を失って襲いかかってくる姿に背筋が凍るが、やはり愛は偉大なり! といったところか。

一方で「看病しない」と答えた人の意見は「治る見込みがないなら自分にはどうすることもできないから」(30代・女性)という葛藤が垣間見えるものから「病院に連れて行きます。それ以上、感染拡大させてはいけません。看病が愛だなんて嘘」(20代・男性)という冷静なものまで様々。中には「(自分の)子供なら看病すると思うけど…」(女性)という自分なりの“線引き”を考える人も。

映画に対する感想としては、オリジナルの作品を観ているという人からも「観る前は不安もあったが、完成度の高さに満足」(40代・男性)、「王道とも言うべきストーリーを改悪することなく、それどころか自然な形で現代性を盛り込んでいるところはまさに監督の力量でしょう」(50代・男性)など称賛の声が目立った。

ほかにはやはり「いつ、何が起こるかわからない状態でハラハラドキドキさせられた」(20代・女性)、「怖かった!」(20代・女性)とホラー映画として楽しめたという意見が多く寄せられたほか「もしかすると本当に起こるかも? という怖さがあった」(30代・男性)、「ハラハラしっぱなしで、夫婦の愛情の強さも素晴らしかったです」(30代・女性)などストーリー性の高さを評価する声も。

公開前日となる11月12日(金)には、シネマサンシャイン池袋にて「新旧クレイジーズ対決」と銘打って前夜祭イベントが開催されることも決定。ロメロ監督のオリジナル版『ザ・クレイジーズ/細菌兵器の恐怖』と、ブレック・アイズナー監督による今回のリメイク版『クレイジーズ』の2作品を連続上映するという、ファンにとってはたまらないプログラムになっている。さらに上映の合間には、ロメロ作品のファン代表としてゾンビ映画に造詣が深いライターの伊東美和氏と、幅広いジャンルに精通する映画批評家の小林真里氏によるトークショーも行われる予定。新旧『クレイジーズ』対決の行方は…?

『クレイジーズ』は11月13日(土)より池袋シネマサンシャインほか全国にて公開。

『クレイジーズ』公開記念前夜祭
日時:11月12日(金) 20時~上映開始
場所:シネマサンシャイン池袋
スクリーン:4番館(280席)
鑑賞料金:特別料金2,500円 ※前売券使用不可




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