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クラフト感満載のこのCM、もうご覧になりましたか?



早送りでコミカルに見える映像の断片の一つ一つには、誰かが何かを作り上げていく課程の濃密な時間が詰まっています。

誰もがとても一生懸命でものすごく真剣なんだけど、でも実は何を作っているのかよく分からない。

できあがったものも出来映えはともかく、一体何に使うのかも分からない。

狐につままれたような不思議な感覚のまま見ていると、突然そこに一葉の写真が差し挟まれて作品にオーバーラップし、それで初めて謎が解け「ああ、なるほど♪」となるのだけれど、微笑んだりニヤリとしたり手を叩いたり膝を打ったり等落ち着いて納得のリアクションをする間もあらばこそ、次々に繰り出される創作課程の斬新さ、珍しさ、微笑ましさ、手練れの技に目を凝らしている内に、いつしか心はワンダーランドにさまよいこんでいるのです。

そのワンダーランドこそ、茨城県(ここ、笑うところじゃないから)。

茨城(いばら、ですよ。「き」に濁点はつきません)の魅力をまるで思いもよらなかった方法で教えてくれたこのCM、実は100名以上の参加者によって作られた動画をつないで1本にまとめられたものなのです!

その名も「みんなで作る茨城県CM動画プロジェクト



写真で示される風景の幾つかは私も知っているものだったのですが、これが制作過程を見ている間はまるっきり見当もつかないのですね。こんなスリリングなCMって、ちょっと他にないと思います。

「みんなで作る茨城県CM動画プロジェクト」だけあって、取り上げられている風物も制作材料も撮影方法も千差万別なのに、それらが「最後に現物の写真を挟み込む」という手法できちんと一つのCMとしてまとめられているので、見終わった後に感じるのは「CMを見た=宣伝された」じゃなくて「上質な短編映画を見た=豊かな時間を過ごせた」だったりします。心が暖められてふわっと軽くなる感じ♪ ひょっとしたらワンダーランドに行ったのではなく、ワンダーランドが心の中に入ってきたせいかもしれません。

自然に囲まれ地に足のついた素朴さと、ロケットで宇宙を目指すような最先端技術が仲良く同居する茨城県の、センス・オブ・ワンダーにあふれたこのCM、どうぞご覧下さい。