ブログネタ:最近これ好きっていうTV番組
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WOWOWで放送中のリアリティー・ショー、「プロジェクト・ランウェイ」にはまってます。
WOWOWといえば映画や海外ドラマってイメージなんですが(ついでに格闘技とサッカーとテニスも)、その中で異彩を放っているのがこの「プロジェクト・ランウェイ」。簡単にいえば、あちこちからかき集めた服飾デザイナーさん達を一堂に集めてそこでデザインの勝ち抜き戦をさせるわけで、毎回一人が脱落し、最後に残るはただ一人~! という「ハイランダー」形式のシビアな争いが繰り広げられていくわけです。
シーズンごとにデザイナーさん達は入れ替わるのですが、彼らのキャラクターがまた強烈で、人間観察の楽しみもあります。無理矢理共同作業をさせられた時の合う合わないとかで人間模様も見られるし。
ただ彼らはほとんどの時間、服をデザインしひたすらそれを作り上げるという創作活動に没頭しているので、人間関係のいざこざに割いてる余裕はないわけですよ。せいぜいがカメラに向かって誰かの批判をするぐらい。人間関係のドロドロがあまり好きではない私には丁度いい塩梅なので、安心して見ていられるというわけ。足の引っ張り合いというのは、まずないです。そんな事してたら自分の服を作り終える暇がなくなっちゃうもんね。
できあがった服をモデルさんが着た途端、それまでと全く違った表情が生まれるのもおもしろいですね。まさに服に命が吹き込まれる感じ。人が着て、歩いてこその服ですよ。
さて、デザイナーとモデルはシーズンごとに変わりますが、あまり変化がないのは審査員の方。司会者であるハイジ・クラムは当然として、審査員のレギュラー達もみな白人。ゲストでアフリカ系の人が呼ばれることもあるけれど、アメリカのアパレル業界でトップに位置しているのはほとんどが白人であることがよくわかります。
で、シーズンを幾つか見ていると透けてくるのが彼らの差別意識ね。もちろんテレビなので明確な差別というのはありえないんだけど、さりげな~く、見えます。大体こう、アジア系のデザイナーは早い段階で落とされる、とか。ヒスパニック系もなんとなく中盤で消える、とか。白人でもちょっと審査員達と毛色の違うタイプはチープと吐き捨てられて落とされる、とか。アフリカ系に関してはかなり気を遣ってるようで、ゲイ(男)に関しては全然オッケー、とかね。
服の出来の悪さが拮抗している場合には最終的にはそういう審査員の「好み」が影響してどちらが落とされるか決まってるんじゃないかって気がしますね。
もっとも、「ランウェイ」が目指す服を買う顧客というのが大体はお金持ちな白人女性なわけですから、そういったニーズに合わせた結果でもあるわけですよ。
ということは、「ランウェイ」に垣間見える差別意識というのは、結構アメリカ社会で現在大手を振ってまかり通っている感じのそれではないか、とかね、番組一つでそこまで見ることができるのです。それがリアリティー・ショーの醍醐味なんですよね。
視聴環境にある方は一度「プロジェクト・ランウェイ」をお試し下さい。綺麗な服ができあがっていく過程を見るだけでも楽しいですよ♪
WOWOWで放送中のリアリティー・ショー、「プロジェクト・ランウェイ」にはまってます。
WOWOWといえば映画や海外ドラマってイメージなんですが(ついでに格闘技とサッカーとテニスも)、その中で異彩を放っているのがこの「プロジェクト・ランウェイ」。簡単にいえば、あちこちからかき集めた服飾デザイナーさん達を一堂に集めてそこでデザインの勝ち抜き戦をさせるわけで、毎回一人が脱落し、最後に残るはただ一人~! という「ハイランダー」形式のシビアな争いが繰り広げられていくわけです。
シーズンごとにデザイナーさん達は入れ替わるのですが、彼らのキャラクターがまた強烈で、人間観察の楽しみもあります。無理矢理共同作業をさせられた時の合う合わないとかで人間模様も見られるし。
ただ彼らはほとんどの時間、服をデザインしひたすらそれを作り上げるという創作活動に没頭しているので、人間関係のいざこざに割いてる余裕はないわけですよ。せいぜいがカメラに向かって誰かの批判をするぐらい。人間関係のドロドロがあまり好きではない私には丁度いい塩梅なので、安心して見ていられるというわけ。足の引っ張り合いというのは、まずないです。そんな事してたら自分の服を作り終える暇がなくなっちゃうもんね。
できあがった服をモデルさんが着た途端、それまでと全く違った表情が生まれるのもおもしろいですね。まさに服に命が吹き込まれる感じ。人が着て、歩いてこその服ですよ。
さて、デザイナーとモデルはシーズンごとに変わりますが、あまり変化がないのは審査員の方。司会者であるハイジ・クラムは当然として、審査員のレギュラー達もみな白人。ゲストでアフリカ系の人が呼ばれることもあるけれど、アメリカのアパレル業界でトップに位置しているのはほとんどが白人であることがよくわかります。
で、シーズンを幾つか見ていると透けてくるのが彼らの差別意識ね。もちろんテレビなので明確な差別というのはありえないんだけど、さりげな~く、見えます。大体こう、アジア系のデザイナーは早い段階で落とされる、とか。ヒスパニック系もなんとなく中盤で消える、とか。白人でもちょっと審査員達と毛色の違うタイプはチープと吐き捨てられて落とされる、とか。アフリカ系に関してはかなり気を遣ってるようで、ゲイ(男)に関しては全然オッケー、とかね。
服の出来の悪さが拮抗している場合には最終的にはそういう審査員の「好み」が影響してどちらが落とされるか決まってるんじゃないかって気がしますね。
もっとも、「ランウェイ」が目指す服を買う顧客というのが大体はお金持ちな白人女性なわけですから、そういったニーズに合わせた結果でもあるわけですよ。
ということは、「ランウェイ」に垣間見える差別意識というのは、結構アメリカ社会で現在大手を振ってまかり通っている感じのそれではないか、とかね、番組一つでそこまで見ることができるのです。それがリアリティー・ショーの醍醐味なんですよね。
視聴環境にある方は一度「プロジェクト・ランウェイ」をお試し下さい。綺麗な服ができあがっていく過程を見るだけでも楽しいですよ♪