シネマトゥデイ
より(以下一部抜粋)
1985年から始まった同映画祭は、毎年1月下旬から2月初旬の間に10日間ほどかけて行なわれる。ほかの映画祭と同じく、毎年映画界での輝かしい功績 を残した俳優や監督に賞を与えており、アカデミー賞の前哨戦としても注目されている。面白いのは、この各賞の受賞予定者の発表が前年の年末に行なわれる点 で、今年もすでに多くの予定者が発表された。
最優秀俳優賞ともいえる、アウトスタンディング・パフォーマンス賞に輝いたのは、映画『127アワーズ/127hours』(原題)で、極限状態でのサ バイバルを余儀なくされる冒険家を熱演し、アカデミー賞ノミネートも期待されるジェームズ・フランコ。ニコール・キッドマンも映画『ラビット・ホール / Rabbit Hole』(原題)の演技で、芸術的な冒険によって独自に作品に貢献した者に与えられる、シネマ・バンガード賞を授与されることになった。他にも、アメリ カ映画界に強い影響を与えた人物に贈られるアメリカン・リビエラ賞をアネット・ベニングが受賞することも決定した。
さらに、本映画祭が最も栄光ある賞として位置づけており、かつてクリント・イーストウッド監督やジェームズ・キャメロン監督も受賞した、モダン・マスター賞を、映画『インセプション』の大ヒットも記憶に新しいクリストファー・ノーラン監督が授与されることになった。
第26回サンタバーバラ国際映画祭は2011年1月27日から2月6日にかけて開催され、各受賞者への授与式は、映画祭に花を添えるように、期間中バラバラの日程で行なわれる。