[映画.com ニュース ]より(以下一部抜粋)
> オスカーレースを占う最も重要な映画賞のひとつ、ロサンゼルス映画批評家協会(LAFCA)賞が12月12日に発表され、デビッド・フィンチャー 監督が世界最大のSNS「Facebook」創設者マーク・ザッカーバーグの半生を描いた「ソーシャル・ネットワーク 」が作品賞、監督賞、脚本賞、作曲賞の4冠に輝いた。
作品賞の次点は、実在のベネズエラ人テロリスト、イリイッチ・ラミレス・カルロスを描いた「Carlos(コードネーム:カルロス 戦慄のテロリスト)」。テレビのミニシリーズとして制作されたものだが、映画版に再編集したバージョンが今年のカンヌ国際映画祭でプレミア後、限定公開されて話題を呼んだ。監督のオリビエ・アサイヤス が、監督賞をフィンチャーと分け合ったほか、主演のエドガー・ラミレス が、コリン・ファース が受賞した主演男優賞の次点に選ばれた。
なお、「母なる証明 」(ボン・ジュノ監督)の韓国人女優キム・ヘジャ が主演女優賞をサプライズ受賞している。
「ソーシャル・ネットワーク 」はまた、同日発表されたボストンの映画批評家協会賞でも作品賞、監督賞、脚本賞、主演男優賞(ジェシー・アイゼンバーグ )、音楽賞の5部門を独占。これまでのところ、賞レースを一歩リードしている格好だ。
ロサンゼルス映画批評家協会賞の主な受賞結果は以下の通り。
▽作品賞 「ソーシャル・ネットワーク
」
次点:「Carlos(コードネーム:カルロス 戦慄のテロリスト)」
▽監督賞 デビッド・フィンチャー
「ソーシャル・ネットワーク
」/オリビエ・アサイヤス
「Carlos(コードネーム:カルロス 戦慄のテロリスト)」
▽主演男優賞 コリン・ファース
「英国王のスピーチ
」
▽主演女優賞 キム・ヘジャ
「母なる証明
」
▽助演男優賞 ニエル・アレストリュプ
「アン・プロフェット(原題)」
▽助演女優賞 ジャッキー・ウィーバー
「Animal Kingdom」
▽脚本賞 アーロン・ソーキン
「ソーシャル・ネットワーク
」
▽作曲賞 アレクサンドル・デプラ「The Ghost Writer」/トレント・レズナー
&アティカス・ロス「ソーシャル・ネットワーク
」
▽アニメーション映画賞 「トイ・ストーリー3
」
▽外国語映画賞 「Carlos(コードネーム:カルロス 戦慄のテロリスト)」