ぴあ映画生活より(以下一部抜粋)
>大ヒットTVドラマ『プリズン・ブレイク』の製作総指揮・脚本を手がけたポール・シェアリングが脚本・監督を務める映画『エクスペリメント』の日本公開を記念して行われたコミュニケーション&プレゼンテーション実験(エクスペリメント)の結果が発表された。
その他の写真
今回の実験は、映画公式サイトで募集した被験者から実験グループ10組を結成し、異なるデザインの映画割引券を配布。それぞれが割引券を配布しながら作品 をPRし、公開初日から9日間で、どのグループが配布した割引券が上映劇場で使用されたかを計測する、というもの。鑑賞券ではなく“割引券”だけに、ただ 配布するだけではダメで、コミュニケーション&プレゼンテーション能力が問われる実験だ。「どれほどの着券があるか予想もつかない」という状況下で実験が 開始されたが、最終的には350枚以上もの割引券が使用される結果に。配給元の日活も「9日間という限られた日数の中で、これだけの割引券が使用されたと いうことに大変驚き。シェアリング監督もこの新たな“エクスペリメント”にきっと喜んでいると思います」との総評を発表している。
実験の結果、最も多くの前売り券を“着券”させたのは“ハラキリマロン”さん。何とその枚数は全体の約半数となる181枚。実験後の聞き取り調査(インタ ビュー)では「意外に友達を映画に連れていくだけでも難しいものだな」と感想を述べ、「けっこう世話していたつもりだった外国人に『映画を観にいってくれ よ』と頼んだところ“ネズミ講”呼ばわりされたのはショックでしたね。『あんなにしてやったのになんだよ!』というような気持ちになりそうになって、『こ れが実は真のエクスペリメントなんじゃないか、割引券を配るふりをして今もしかして俺の心は試されているんじゃ…』と自分の内面を見つめなおしたりしまし た」と実験がもたらした意外な反応について告白。またネットなどを通じた配布活動も行ったようだが「自分の友達の少なさというか、何かあったときに頼れる ような人間関係をもっと築いていかなきゃな」ともコメントしている。
ちなみに、最も割引券が劇場窓口に集まったチームに1000ドル(※実際にドルでの支払い)の報酬があたえられるが、その使いみちについては「協力して映 画を観に行ってくれた人たちにお礼の飲み会を開きたい」と回答。プレゼン手段は数多くあれど、最終的に“コミュニケーション能力”に長けたチームがすぐれ た結果を残したようだ。
映画は、ドイツ映画『es[エス]』のモチーフにもなった実在の出来事“スタンフォード大学監獄実験”を基に描いた作品で、24人の男たちを看守役と囚人役に分けそれぞれの役割で振舞うことを条件に行われた実験の行方を描いた心理スリラー。
『エクスペリメント』
公開中
>大ヒットTVドラマ『プリズン・ブレイク』の製作総指揮・脚本を手がけたポール・シェアリングが脚本・監督を務める映画『エクスペリメント』の日本公開を記念して行われたコミュニケーション&プレゼンテーション実験(エクスペリメント)の結果が発表された。
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今回の実験は、映画公式サイトで募集した被験者から実験グループ10組を結成し、異なるデザインの映画割引券を配布。それぞれが割引券を配布しながら作品 をPRし、公開初日から9日間で、どのグループが配布した割引券が上映劇場で使用されたかを計測する、というもの。鑑賞券ではなく“割引券”だけに、ただ 配布するだけではダメで、コミュニケーション&プレゼンテーション能力が問われる実験だ。「どれほどの着券があるか予想もつかない」という状況下で実験が 開始されたが、最終的には350枚以上もの割引券が使用される結果に。配給元の日活も「9日間という限られた日数の中で、これだけの割引券が使用されたと いうことに大変驚き。シェアリング監督もこの新たな“エクスペリメント”にきっと喜んでいると思います」との総評を発表している。
実験の結果、最も多くの前売り券を“着券”させたのは“ハラキリマロン”さん。何とその枚数は全体の約半数となる181枚。実験後の聞き取り調査(インタ ビュー)では「意外に友達を映画に連れていくだけでも難しいものだな」と感想を述べ、「けっこう世話していたつもりだった外国人に『映画を観にいってくれ よ』と頼んだところ“ネズミ講”呼ばわりされたのはショックでしたね。『あんなにしてやったのになんだよ!』というような気持ちになりそうになって、『こ れが実は真のエクスペリメントなんじゃないか、割引券を配るふりをして今もしかして俺の心は試されているんじゃ…』と自分の内面を見つめなおしたりしまし た」と実験がもたらした意外な反応について告白。またネットなどを通じた配布活動も行ったようだが「自分の友達の少なさというか、何かあったときに頼れる ような人間関係をもっと築いていかなきゃな」ともコメントしている。
ちなみに、最も割引券が劇場窓口に集まったチームに1000ドル(※実際にドルでの支払い)の報酬があたえられるが、その使いみちについては「協力して映 画を観に行ってくれた人たちにお礼の飲み会を開きたい」と回答。プレゼン手段は数多くあれど、最終的に“コミュニケーション能力”に長けたチームがすぐれ た結果を残したようだ。
映画は、ドイツ映画『es[エス]』のモチーフにもなった実在の出来事“スタンフォード大学監獄実験”を基に描いた作品で、24人の男たちを看守役と囚人役に分けそれぞれの役割で振舞うことを条件に行われた実験の行方を描いた心理スリラー。
『エクスペリメント』
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