> オリコンの2010年の年間ランキングが19日、発表され、5人組グループ「嵐」がアルバム、ミュージックDVDの売上枚数と売上金額で1位を獲得。 アーティストの総売り上げでも2年連続1位となり、最多の7冠に輝いた。向かうところ敵なし、日本の音楽シーンの「顔」となった5人。リーダーの大野智 (30)は「2011年も、皆さんの心に残る歌を歌っていけるように頑張ります」と更なる活躍を誓った。

 「嵐」の時代だ。昨年、オリコン史上初の4冠を獲得したが、今年は自らの記録を更新。4月発売のミュージックDVD「ARASHI  Anniversary Tour 5×10」は売上枚数78・6万枚と売上金額45・6億円で1位。8月に発売したアルバム「僕の見ている風景」も売上 枚数105・3万枚、売上金額40億円で1位に輝くなど、計7冠を達成した。その中でも総売り上げは、昨年の144億6000万円を大きく回る171億 6000万円を稼ぎ出し、2年連続1位。男性アーティストとしては1974、75年の井上陽水(62)以来、35年ぶりの快挙となった。

 シングル部門でも、5人は新たな歴史を刻んだ。年間売上枚数では、TBS系「特上カバチ!!」の主題歌「Troublemaker」(3位、69・9万 枚)を始め、日テレ系「怪物くん」の主題歌「Monster」(4位、69・6万枚)やフジ系「フリーター、家を買う。」の主題歌「果てない空」など、今 年発売の6作すべてがトップ10入り。ピンク・レディー(77、78年)、光GENJI(88年)、自身(09年)の4作を超え、年間最多記録を更新し た。

 CD不況といわれる中、それに逆流するかのように勢いを増し続ける5人。松本潤(27)は「年末にステキなニュースを聞くことができ、とても幸せです。 これからも音楽を楽しんでいきたいと思う」。二宮和也(27)は「本当に感謝です。来年も音楽を通して、皆様とつながっていけるように頑張ります」とコメ ントした。

 大みそかには、NHK紅白歌合戦(後7時半)の白組司会という大役も控える。大舞台を華麗に締めくくり、2011年の音楽シーンをけん引していく。