シネマトゥデイより(以下一部抜粋)

>今年最後の映画国内ランキングは、東映配給作品『相棒-劇場版II- 警視庁占拠!特命係の一番長い夜』が首位を獲得。先週『仮面ライダー』が首位になるまで、およそ1年にわたって首位を獲得していなかった東映作品が、2週連続でトップを飾った。

 12月23日木曜公開の本作は全国327スクリーンの公開。初日だけで動員16万8,173人、興収2億638万6,900人。さらに土日の成績は動員20万人、興収約2億7,000円を記録。これは44億4,000万円を記録した前作『相棒-劇場版- 絶体絶命!42.195km 東京ビッグシティマラソン』対比100.7%、東映で歴代2位の興収55億円を記録した『男たちの大和/YAMATO』対比130%という数字である。東映では「興収50億円越えに向け好発信」と鼻息も荒く、東映史上最高興収作である最終興収91億円(公開当時は集計方式が違うため暫定の数値)の映画『天と地と』に迫るか、という点も注目である。さらに初日から27日の月曜日までの5日間の累計動員は早くも60万人、累計興収は7億円を突破している。


 続く2位は小学生を中心に爆発的人気のサッカーアニメ『劇場版イナズマイレブン 最強軍団オーガ襲来』が初登場。初日成績は動員20万9,917人、興収2億5,651万5,700円という結果になった。さらに土日成績は動員17万人、興収2億円を突破。全国229スクリーンの公開で、3Dスクリーンは当初の予定を越える191スクリーン、2Dが38スクリーンという内訳となった。小学生を中心に、親子連れなど幅広い層を集客。配給元の東宝は「興収20億円突破にむけて爆熱スタート!」と強気のコメントを発表している。


 3位は公開6週目を迎えた映画『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』がワンランクダウンだが、累計動員が440万人、興収が50億を超えている。公開4週目の『SPACE BATTLESHIP ヤマト』は4位で、累計動員が220万人、興収25億円超え。ライバルが多数登場する中で、依然好調な成績を見せている。


 公開2週目の『トロン:レガシー』はワンランクダウンの5位だが、興収ランキングでは3位となっている。ハイクオリティーな映像体験が話題の本作は、IMAXデジタルシアターでの成績が好調なのが特色。125分の上映時間のうち、約43分間を占める8つのシーンでスクリーンが上下に開き、壁一面にスクリーンが広がるという圧倒的な迫力を体験出来るとあって、多くの観客が来場した。 特に、全国でIMAXデジタルシアター5館を有する109シネマズでは、全国533スクリーンのうち、109シネマズのIMAXシアター5館だけで全体の6.4%という驚異的なマーケットシェアを占めた。


 「ライダーは初動が強い」というジンクスがあるが、先週は首位デビューを果たした映画『仮面ライダー×仮面ライダー オーズ&ダブル feat.スカル MOVIE大戦CORE(コア)』は6位と5ランクダウンという結果になった。 公開3週目の『ノルウェイの森』は7位で同順位をキープ。8位の『シュレック フォーエバー』、9位の『最後の忠臣蔵』はそれぞれ3ランクずつダウンしている。


 そしてウルトラマンシリーズ45周年記念作の映画『ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦!ベリアル銀河帝国』が10位に初登場ランクイン。11位の『バーレスク』は2ランクダウンで惜しくもベストテン圏外に落ちてしまった。


 今週末は元旦に重なるため、新作の公開はなし。来週は『相棒-劇場版II』の勢いに、上位作品がどこまで食い込むか、という点が見どころだ。


Who killed Cock Robin?