オリコンより(以下一部抜粋)

> 珍しい生物が集中する地を紹介する大型自然ドキュメンタリー番組『ホットスポット 最後の楽園』(NHK総合)で、ナレーターや旅人として出演する歌手 で俳優の福山雅治が、このほど「楽園」について熱弁をふるった。生物が織り成す「命の連鎖」について考えるようになったといい「(そう考えるのは)年取っ たから…ですかね~。母親も年をとってきて、兄貴は家族を持って、俺はいいのかな~みたいな」と、“新たな家族”への思いも巡らせた。

福山雅治、同番組海外ロケで食あたりに

 同番組のロケでマダガスカルやブラジルを訪問した福山は「動物や植物たちにとっての楽園は、人の楽園ではない」と実感し、かけがえのない生命が息づく神秘の場所“ホットスポット”と向き合っていく。

 片道何十時間もかけて発見したブラジルの「光るアリ塚」を目に焼きつけた福山は、「人が行きにくいところほど、楽園がある。僕らにとっては過酷な場所 で、人間と自然界の生物って共存できないのかも。だけど、地球という尺度では共存できていて、人にはどういう必然性があるのかなって思う」と関心事は尽き ない。

 NHKカメラが約3年を費やして収録した“光景”の数々に、福山も興奮を隠せず「リアル映像なのに、『CGなのか?』ってわからなくなるくらい映像が凄 い。僕のナレーションが(岩崎)弥太郎さんになっていく。『マダガスカルに行ったがじゃ』みたいな」と、主演した2010年大河ドラマ『龍馬伝』の弥太郎 役・香川照之の語り口調を引き合いに、自然に力が入った様子を笑いながら振り返った。

 長きに渡りラジオ番組でMCを務めているとあって語りは慣れているという福山は、同番組のナレーション収録を終え「現地に行ったからこそ、説得力や感情 がのってくる。普通のナレーションとは違う」と、手応えをにじませる。「地元にどういう自然があるのかとか、興味が湧いてくる。この番組きっかけで、(視 聴者が)自然を好きになってくれれば」と期待を込めていた。

 場所、生物によって“楽園”は姿や形を様々と変えていく。福山は「仕事が楽しいと思えることが、僕にとって楽園になるかな。あと、仕事が終わって、家に 帰って、おいしいお酒が飲めてる時かな」と明かすように、新たな家族に思いを馳せつつも、まだまだ仕事中心の生活のようだ。

 NHKスペシャル『ホットスポット 最後の楽園』は、1月10日(月)午後7時30分よりプロローグ編を放送。1月30日(日)午後9時より第1回「マ ダガスカル」編、2月6日(日)同時刻より第2回「ブラジル」編が放送される。以降、「ニュージーランド」編、「オーストラリア」編、「アフリカ古代湖」 編、「日本」編を毎月1回放送予定。




Who killed Cock Robin?