M・ジャクソン元専属医の予備審理、4日から開始へ
>米歌手マイケル・ジャクソンさんの急死をめぐり過失致死容疑で訴追された元専属医コンラッド・マーレー容疑者の予備審理が、米ロサンゼルスの裁判所で4日から始まり、正式な公判を開くだけの証拠があるかどうかが判断される。
検察側は、コンサートの主催者から雇われた同容疑者が、金銭的なトラブルを抱えていたことから、ジャクソンさんに無責任に薬を投与することで収入を確保しようとしたと主張する見通し。
一方、無罪を主張しているマーレー容疑者の弁護団は、ジャクソンさんの近くにあった注射器に焦点を当て、容疑者以外の誰かが強力な麻酔薬「プロポフォール」を致死量まで投与したと主張する可能性があることを、先週示唆している。
薬物に依存していたジャクソンさんが自分自身でプロポフォールを注射したのではないかという仮説を元にしたこの主張について、複数の専門家は懐疑的な見
方を示しており、米ロヨラ大学ロースクールのローリー・レベンソン教授は、「マーレー容疑者が全く関与していなかったとは考えにくい」と述べている。