ロイターより(以下一部抜粋)

>米歌手マイケル・ジャクソンさんの急死をめぐり過失致死容疑で訴追された元専属医コンラッド・マーレー容疑者の予備審理が4日、ロサンゼルスの裁判所で始まった。検察側は、救急通報までに20分以上もかかっていたことを明らかにした。

 この日の予備審理で検察は、マーレー容疑者が2009年6月25日正午ごろにベッドで呼吸停止状態にあったジャクソンさんを発見してから、警備員に救急通報させるまで20分以上あったと指摘。その間、容疑者は証拠となる医療器具などを片付けていたと主張した。

 さらに、ジャクソンさんが強力な麻酔薬「プロポフォール」を睡眠薬として使用していたことを、マーレー容疑者は搬送先となった病院の医師に伝えなかったと明かした。

 一方、マーレー容疑者の弁護団はこの日、冒頭陳述を行わなかった。同容疑者はジャクソンさんにプロポフォールを処方していたことは認めているが、訴追容 疑については否認。弁護側は、薬物に依存していたジャクソンさんが自分でプロポフォールを注射したと主張するとみられている。

 予備審理では、検察側の提示する証拠をもとに、判事が正式な公判を開くかどうかを判断する。