昨年7月にKAT-TUNを脱退した歌手、赤西仁(26)が3月2日にシングル「Eternal」でソロCDデビューすることが14日、発表された。全 国ツアーの初日公演を迎えたさいたまスーパーアリーナで本人がファンに明かし、「夏までに全米でもシングルを発売したい」と堂々の世界デビュー宣言。昨 秋、全米ツアーを成功させ、国境を越えたソロ活動は今年さらに加速する。

 全米本格進出の夢を追う赤西が、まずは日本のファンに“御礼”の意味を込めて、日本語曲シングルを発売する。

 この日は昨年11月に行った全米5都市ツアーの凱旋として展開する全国ツアー(4都市12公演)の初日。「全米ツアーでやってきたことを再現してお披露 目したい」と、英語曲を中心に20曲を歌い踊った。さらに、ソロデビュー曲になるR&B調の「Eternal」やカップリング曲「ムラサキ」など、日本語 曲3曲も熱唱だ。

 昨年12月にワーナーミュージック・グループとグローバル契約を締結。「JIN AKANISHI」として動き出しているが、「日本が活動のベースであ ることは変わらない」と赤西。「ムラサキ」は、2006年にKAT-TUNでデビューする前の04年に自ら作った曲で、KAT-TUNのライブでも披露し たことがあり、「ファンへのプレゼントの形でカップリングにした」と明かした。

 JIN AKANISHIとしては年明け2日に渡米。全米デビューCDの制作と、その打ち合わせをこなし、10日に帰国と、年始から精力的に動いた。夏 までの早い時期に英語曲シングル、続けてアルバムを米国発売する予定で、「今年はアルバムを引っさげての全米ツアーをやる。いろいろうれしいお知らせがで きると思います」と強い意欲をみせた。

 ワーナー関係者は「日本でのシングル発売は、日本のファンへの当面の『置きみやげ』のような意味合いがある」と説明。日米を行き来しながら、全米へ、世界へと大きく羽ばたく!

 昨年11月の全米ツアーは「ビックリするくらい手応えが良かった」とキッパリ。この日披露した楽曲は20曲中17曲が英語曲で、すべて自身の作詞作曲 だ。ワーナーとの契約を発表した昨年12月以降に作った新曲「Magnitude」「Pin Dom」も初披露した。全米シングル・アルバム発売に向け て、「すでに20曲以上作ってある。もっと作っていきたい」と曲作りにも意欲を燃やした。