夕刊フジより(以下一部抜粋)

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 東方神起、少女時代ら人気アイドルを擁する韓国の大手芸能事務所、エスエム・エンタテインメントの所属歌手が一堂に会す「SMTOWN LIVE」が26日、東京・代々木第一体育館で開かれた。1万2000人の観客の9割が、20~40代の女性。波打つファンに挟まれ中年男の芸能デスク(47)が全49曲を聴いてきた。

 「ギャー!! チャンミン! ユンホ!」

 絶叫に鼓膜がビリリと震えた。分裂騒動の末、2人組になった東方神起が昨年元日以来、約1年1カ月ぶりに日本に帰ってきたとあって、終盤のステージは最高潮に。25日付オリコンデイリーランキング1位に輝いた新曲「Why?」など5曲を披露した。

 ダンスのキレも健在。「次の歌は…」とチャンミン(22)が紹介すると、「え~!!」と笑いながら大ブーイング。ファンはMCもたっぷり聞きたいようだ。「きょうはボクらのライブではないので」と苦笑い。

 少女時代は新曲の「Run Devil Run」を黒のセクシーパンツで披露した。韓国で賞を総ナメにした大人っぽいナンバーを全編日本語で。「楽しんでますか~」と呼びかける日本語も上達。曲に合わせ白パンツにも衣装替えした。

 ライブは東方神起の弟分にあたるSUPER JUNIORや、少女時代の妹分、f(x)ら10組が入れ替わりで登場。トリは先輩格のBoA(24)が務めた。約3時間半で49曲は大サービスだが、打ち込み主体のダンス曲を立ちっぱなしで聴くのは中年男にこたえる。

 最近、私が見たライブではEXILEが25曲、安室奈美恵が28曲、SMAPが46曲…曲数が多ければいいというものではない。しかし、この熱気。ポップスの日韓戦があったら、韓国チームはかなりの得点を挙げたのではないか。 (中本裕己)

 ◆イベントは25、26日の2日間で計2万4000人を動員。チケットは40万件以上の応募が殺到した。4月9、10日に東京ドームで追加公演を行なうことが決まった。


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