日本映画製作者連盟は27日、2010年の映画興行収入(興収)が過去最高の2207億3700万円に達したと発表した。

 これまでは2004年の2109億1400万円が最高で、初めて2200億円を超えた。映画館の入場者数は前年比3・0%増の1億7435万人だった。

 邦画が1182億1700万円で同0・8%増にとどまったのに対し、洋画は世界全体の興行記録を塗り替えた「アバター」を始め、「アリス・イン・ワン ダーランド」「トイ・ストーリー3」の3本の3D(立体)映画が興収100億円を突破。1025億2100万円で同15・5%の大幅増となった。

 邦画と洋画の興収上位5作は次の通り。

 ▽邦画〈1〉借りぐらしのアリエッティ(92・5億円)〈2〉THE LAST MESSAGE 海猿(80・4億円)〈3〉踊る大捜査線 THE  MOVIE3 ヤツらを解放せよ!(73・1億円)〈4〉ワンピース フィルム ストロングワールド(48億円)〈5〉劇場版 ポケットモンスター ダイ ヤモンド&パール 幻影の覇者 ゾロアーク(41・6億円)

 ▽洋画〈1〉アバター(156億円)〈2〉アリス・イン・ワンダーランド(118億円)〈3〉トイ・ストーリー3(108億円)〈4〉カールじいさんの空飛ぶ家(50億円)〈5〉バイオハザード4 アフターライフ(47億円)