> テレビ朝日が1月29日午後11時54分から中継したサッカーアジア杯決勝「日本―オーストラリア」の平均視聴率は33・1%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)だった。瞬間最高視聴率は30日午前0時46分の37・5%で0―0で前半が終了した場面。占拠率は66・4%。

 午後10時20分放送開始だった1月25日の準決勝韓国戦の35・1%には届かなかったものの、占拠率では同試合の54・0%を大きく上回った。

 東京・六本木の同局では31日、社員たちは視聴率の話題で持ちきり。「あの時間帯では驚異的」などの声が上がった。同局では「アジア杯でいただいた高視聴率は、日本代表の奮闘する姿が日本中の感動を呼んだ結果だと思います」とコメント。1日が開局記念日ということもあり、31日と1日の2日間は社員食堂と社員用の売店を無料とした。昼夕食時には長い列ができ、売店のおにぎり、菓子パン類も瞬く間になくなった。

 同局は、ザックジャパンの“凱旋試合”となる3月25日の「キリンチャレンジカップ 日本―モンテネグロ」も中継。2014年のブラジルW杯に向け「これからもサッカー日本代表を視聴者の皆さまとともに全力で応援してまいります」としている。

 決勝戦はNHK衛星第1でも放送された。こちらは試合時間帯(29日後11・47~30日前2・35)の平均視聴率が6・3%、インタビューと表彰式(30日前2・35~3・35)が6・0%。瞬間最高は表彰式中の2時57分で8・4%。同局では「テレビ朝日さんの中継が終わり、サポーターの皆さんが衛星に流れてきて視聴率が跳ね上がったようだ」と話している。