Movie Walkerより(以下一部抜粋)

>『レッドクリフ』2部作で知られる巨匠ジョン・ウーの出世作にして、現在もジョニー・トーらによって継承される“香港ノワール”なる一大ジャンルの礎と なった『男たちの挽歌』(87)。アクション映画史を語るうえで欠かせない、そんな大傑作を韓国映画界が総力を挙げて完全リメイクした『男たちの挽歌 A BETTER TOMORROW』が2月19日(土)より公開される。

【写真】あの『男たちの挽歌』が装いも新たに帰ってきた

舞台を香港から韓国に移し、主人公となる兄弟も北朝鮮からの脱北者という設定にチェンジ。武器密輸組織の大物となった兄ヒョク、彼と生き別れて刑事となっ た弟チョル、そして組織のエースにしてヒョクの親友であるヨンチュン。この3人の運命が、超ド級のガンアクションたっぷりに交錯していく。

オリジナル版の監督を務めたジョン・ウーが製作総指揮を担当しているだけに、アクションはよりスタイリッシュかつ迫力満点なものに。兄弟愛や男の絆を描い たドラマも深みが増しており、リメイクというよりはバージョンアップした“リウェイク=再覚醒”と呼びたくなるような作品だ。

また、どうしても気になってしまうのが、チョウ・ユンファが扮していたマークにあたるヨンチュンの存在。彼を演じるのは『ゴースト もういちど抱きしめたい』(10)で日本でも人気急上昇中のソン・スンホン。シャープさと甘さが同居したルックスを存分に活かし、暗黒街の伝説となるヒー ローをクールに快演している。オールバックにティアドロップのサングラス、純白のスーツで決め、ベレッタの二丁拳銃をぶっ放す勇姿はユンファを超えている かもしれない。オリジナル版のファン、韓国映画のファン、どちらも見逃すことのできない作品だ。



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