夕刊フジより(以下一部抜粋)

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 恋愛映画ファンにはもちろん、女優のヌード目当ての男性ファンも多いのが渡辺淳一氏(77)原作の映画。東京・銀座シネパトスでは特集上映「渡辺淳一 作家生活40年 男と女 悦楽の甘き誘い」(3月4日まで)が開かれている。

 「最近は中高年層の恋愛が盛んで、若者たちにひろがる草食系とは正反対に愛を追求することに頑張っていることから、渡辺淳一さんにスポットを当てました」と話すのは鈴木伸英支配人。作品群は、まさに日本を代表する女優たちのヌードなど、官能美がたっぷり。

 「桜の樹の下で」(17日まで)では、七瀬なつみが大胆なヌードを披露。「阿寒に果つ」(18~22日)は五十嵐じゅん(現・淳子)が脱ぎ、CS放送でもなかなかお目にかかれない川島なお美主演の希少なエロス映画「メトレス」(同)も久々の上映。「ひとひらの雪」(23~27日)で着物姿の秋吉久美子がソファに手を突いてバックスタイルで交わるシーンは、日本映画でも屈指の興奮シーンだ。

 R-18指定のハードな描写でブームを巻き起こした「失楽園」と「化身」(ともに、28日~3月4日)では黒木瞳に注目。「化身」で、みずみずしい黒木のスレンダーボディーが藤竜也に何度もまさぐられるのは、アダルトビデオ以上のドキドキ感。共演の阿木燿子の濡れ場はお宝シーンだ。

 「渡辺淳一のエロス路線は、“破滅型不倫”と“若い女性を狂わせる年上の中年男”がカギ。私なんかは、『阿寒に果つ』でアイドルの五十嵐じゅんの小ぶりなオッパイをスクリーンで見た時の衝撃にのけぞった」と懐かしむのは、映画評論家の望月苑巳氏。

 濃厚なラブシーンが自主規制にひっかかるのかテレビではお目にかかれない作品群。映画館やDVDでじっくり味わうのが正解だ。



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