シネマトゥデイ映画ニュースより(以下一部抜粋)


 大人気子役・加藤清史郎が主演を務める『実写版映画 忍たま乱太郎』で、加藤演じる主人公・猪名寺乱太郎の両親を中村獅童と檀れいが演じることが明らかになった。半農半忍のヒラ忍者で、現在は農業で生計を立 てているという役どころの中村は、映画『いま、会いにゆきます』以来の父親役。ドラマなどでも母親役を演じることが多い檀は、今回華麗なアクションシーン に挑戦している。


 三流忍者の家に生まれた乱太郎が、エリート忍者になってほしいという両親の期待を背負って忍術学園の門をたたくところから始まる本作だけに、物語 のきっかけとなる乱太郎の両親は重要な役回り。忍者なのに農業をして暮らしている情けない父親役だが、演じる中村は「僕にぴったりの父親役ですし、(以前 から知り合いの)三池崇史監督が撮影されるということもあり、今回参加させていただくことになりました」と自分と役柄との共通点を告白した。


 対する檀は出演の経緯について「子どもの人気番組が映画になるということで、わたし自身もうれしいオファーでしたし、テレビ放送でも知っていたの で、公開して多くの子どもたちが喜んでくれるような楽しい作品を作りたいと思いお受けしました」とコメント。テレビドラマでも母親を演じている檀は「温か い家族でありながらも息子を送り出すときなどは厳しくなった」と見事に母親役を熱演。その一方で“くノ一”(女忍者)という設定のためアクションシーンに も挑戦したが、「アクションを一発で決めるのは難しかったです」とそちらには苦戦したようだ。


 また、息子・乱太郎を演じる加藤と似ているとスタッフにも言われたという中村は「清史郎くんは経験豊かな役者さんのようにしっかりしており、僕よ りも大人のようなところもあり驚きました」と大人びた息子に戸惑い気味? 檀は「元気一杯乱太郎を演じていた清史郎くんは、礼儀正しい“こども店長”でし た(笑)」と母親らしい視線で見守っていたことを明かした。


 昨年夏の撮影では強い日差しの照りつける中、家族全員で農作業を行うなどまるで本当の家族のように過ごした3人。休憩中には中村と加藤で父子 キャッチボールならぬ“キャッチ手裏剣”も楽しむなど、撮影現場も和やかな雰囲気に包まれていた。アニメではおなじみの個性豊かなキャラクターたちも、実写版では変わらないどころか、むしろパワーアップしているかもしれない。


映画『実写版映画 忍たま乱太郎』は7月23日より新宿バルト9ほか全国公開


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