シネマトゥデイ より(以下一部抜粋)

> テレビドラマ「鹿男あをによし」、映画『鴨川ホルモー』の原作で知られる万城目学の小説を映画化する映画『プリンセ ス トヨトミ』で、“アイルランドが生んだ奇跡の歌声”と称されるケルティック・ウーマンが初めて映画主題歌を担当し、日本人スタッフと共に新曲 「Princess Toyotomi~永遠の絆」を制作したことがわかった。本作は、堤真一が主演し、共演に綾瀬はるか、岡田将生、中井貴一と豪華キャストを迎え、「豊臣家 の末裔(まつえい)が生きていた!」「大阪は独立した国家だった!」という奇想天外なストーリーを描いた作品。2006年トリノオリンピックで金メダルを 獲得した荒川静香がエキシビションで使用した楽曲「ユー・レイズ・ミー・アップ」で日本での知名度を上げたケルティック・ウーマンと日本映画との豪華共演 が実現した。

 2005年のデビュー以来、全世界で350万枚以上のアルバムを売り上げているケルティック・ウーマンだが、意外にも映画のために歌を歌うのは世 界でも今回が初めて。メンバーのクロエは、「初めてこの曲を聴いたときからスタジオで録音するまで、すべてが初めての経験だったので、何もかもが新鮮でド キドキしました。映画館でエンドロールを見ながら自分の歌声が流れてくるのが昔からの夢だったんです」と初挑戦の喜びを語った。今回、彼女たちを主題歌に 抜てきした映画プロデューサーの土屋健は、「映画『プリンセス トヨトミ』で描かれている400年続く壮大な歴史を背景にした世界観を包むエンディングを、美しい女性ボーカルで包みたいというイメージがありました。ケ ルティック・ウーマンのアイルランド古城で行った野外ライブDVDを見たときに、彼女たちの楽曲の世界観と今回映画の音楽を担当する佐橋俊彦氏の世界観、 さらに彼女たちの母国への思いと、この映画のテーマとなる“人々の歴史”に相通ずるもの感じ、この映画のエンディングテーマをお願いしました」とその起用 理由を語っている。


 今回、書き下ろされた新曲「Princess Toyotomi~永遠の絆」は、日本の映画制作チームとアイルランド出身の彼女たちが一から楽曲制作を行った作品。映画音楽を担当した佐藤俊彦が作曲 し、映画制作チームが作詞、アイルランドのダブリンで録音を行った。タイトルにも映画タイトルと同じく「プリンセス トヨトミ」と入った楽曲は、メロディーも歌詞も映画とぴったりマッチする作品に。映画プロデューサーの土屋も、「ケルティック・ウーマンの歌声はイメージ 通りの素晴らしいものでした」と出来上がった楽曲には大満足のコメントを送っている。


 『プリンセス トヨトミ』は、400年もの間“あるもの”を守り続けてきた大阪の男たちと、実地調査のために大阪の地に足を踏み入れた会計検査官の攻防を描いたワクワク する大ホラ話。ケルティック・ウーマンのメンバー、マレードは、映画の舞台である大阪に感慨があるらしく、「大阪は本当に美しく、歴史のある街でした。街 全体から長い歴史を持つ文化が感じられ、まさに街を作り上げている要素の一つなのだと感じました。ですから、そのような大阪が舞台になっているというのは 素晴らしいことだと思います。実際、それが音楽にも表れていると思います」と語っている。


映画『プリンセス トヨトミ』は5月28日全国公開



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