時事通信より(以下一部抜粋)

>ハンガリーの首都ブダペストのタルロシュ市長は2日、「ハンガリー動乱」として知られる1956年の民衆蜂起を支持した米国の「ロックの帝王」こと故エルビス・プレスリーに名誉市民の称号を贈り、市内の広場の一つにその名を付けると発表した。

 プレスリーは民衆蜂起がソ連軍戦車によって鎮圧された後の57年1月6日、米バラエティー番組「エド・サリバン・ショー」に出演し、蜂起に敬意を表してゴスペル曲「PeaceintheValley」を歌った。また、プレスリーの要請を受けて司会のエド・サリバンが視聴者にハンガリー国民向けの寄付金を呼び掛け、同年中にその額は2600万スイスフランに達したという。

 タルロシュ市長は、自身はプレスリーのCDを1枚も持っていないとし、「エルビスに栄誉を授けるのはセンチメンタルな理由からではなく、政治的理由だ」と強調した。どの広場にプレスリーの名を付けるかは市民によるインターネット投票で決められる予定だ。

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