私のお友達が阪神淡路大震災のあと、長くPTSDで苦しんでました。
被災地の方がこのブログを読まれるとも思いませんが、テレビなどの映像を通じて激しい心的外傷を受けることもあるかもしれません(実際、私は津波や気仙沼の映像をリアルタイムで見て非常に動揺しました)。
そこで、ここではネットで調べられるPTSDの治療法と対処法を紹介していこうと思います。ただしこれはあくまで専門家に見て貰える日がくるまでの一時しのぎにしかすぎません。
一日も早く被災された皆様が心の平安を取り戻すことができますように。
PTSDの治療法と対処法 より(以下一部抜粋)
PTSDはどんな原因で起こる病気なのでしょうか。
人生は悲しいことや辛いことが多いものですが、中には通常では乗り越えられないような過酷な経験や悲惨な出来事に巡り合ってしまうこともあります。そして心の許容範囲を超えてしまった経験が、PTSDの原因となっているのです。
PTSDの原因となる経験や出来事には大きく分けて「自然災害」や「暴力行為」「事故」があります。自然災害には、地震や火災、台風や津波などがあります。
阪神淡路大震災
最近では、1995年1月に起きた「阪神淡路大震災」があります。
震災から12年が過ぎた2006年の調査でも、500名近い小学生に
震災を原因とするPTSDの症状が確認できたそうです。
頭痛や食欲不振、退行現象や落ち着きのなさが見られたそうです。
暴力行為
PSTDの原因となる暴力行為としては家庭内における虐待や男性から女性に対する性的暴力事件などが挙げられます。
事故
PTSDの原因となる事故は交通事故や水難事故などが挙げられます。
1985年の日航機事故では、被害者の家族や救助に当たった公的機関の担当者など
多くの人がPTSDに苦しんだそうです。
子どものPTSDの特徴と対処法
子供もPTSDにかかることがあります。
子供のPTSDの特徴的な症状は、いわゆる「赤ちゃん返り」です。
養育者の愛情を得てもっと精神的に安心したいと言う気持ちの現れであると考えられます。
指しゃぶりや添い寝の要求、赤ちゃん言葉を使うなど、
さみしさや満たされない気持ちを必死にアピールしているのです。
小学生以上の年齢が高い子供のPTSDの場合は、攻撃的な行動や非行など、
周囲の気を引くために突飛な行動を取ることもあります。
子供がPTSDを発症してしまったら、とにかく安心させてあげることが大切です。
決して突き放したり冷たい態度を取ってはいけません。
根気良く付き合い、話を聞いてあげることです。
十分な愛情に囲まれていることを実感すれば、子供はPTSDを克服することができるでしょう。
そして、回復の兆しを見せ始めたら、依存し過ぎないことにも注意してください。
大切にするあまり過保護に扱い過ぎてしまうと、
行き過ぎた依存から子供が抜け出せなくなる危険性があります。
PSTD初期の対処法とは
つらい出来事を経験し、それをきっかけにPTSDの症状が出てきてしまった場合、どう対処すれば良いのでしょうか。
本当は精神科や神経内科を1日も早く受診し、
専門医の指導を仰ぐことが何よりの対処方法です。
でも、精神科を受診することに本人や家族が抵抗を感じて、行けないこともあります。
そのような場合には、どのように対処すれば良いでしょうか。
まずは、
生活環境を変えることです。
PTSDのきっかけとなった事件から、自分自身を遠ざけるためです。
次に小さな幸せを感じられる瞬間を探すことも重要な対処法です。
好きな本、好きな歌、散歩など、何でも良いのです。
短い瞬間でも辛さを忘れられる時間があれば、PTSDの克服の第一歩です。
幸せな時間を少しずつ長くして行けると良いですね。
そして、もしもフラッシュバックに悩まされているようなら、
試していただきたい対処方法があります。
フラッシュバックに襲われそうになった瞬間に、別のことを思い浮かべるのです。
人間は1度に2つのことを考えられるほど器用ではないからです。