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こんにちは、ハローニチレイ(862101)です。計画停電での冷凍食品の取り扱いについての記事です。
17分前

計画停電 冷凍食品、工夫で劣化防止

東京電力による計画停電が本格化する中、気になるのが、停電中の冷凍食品の保存だ。

 ニチレイフーズには計画停電が始まった14日以降、お客様相談センターに消費者からの問い合わせが増えている。「3時間冷蔵庫の通電が止まると冷凍食品はどうなるのか」と不安を訴える人が少なくない。


  日本冷凍食品協会(浦野光人会長)によると、市販の冷凍食品は非常に低い温度で急速に凍結され、貯蔵や輸送など生産工程で一貫して製品をマイナス18度以 下に保っているという。このため、購入後、早めに冷凍庫に入れておけば通常は約1年、品質が劣化しないようになっている。


 だが、一度解けると品質の劣化が進むため停電時の間、冷凍庫の温度を落とさないように庫内の空気の流れを抑える工夫が必要だ。


 同協会の三浦佳子広報部長は「冷凍庫の開閉を一切しなければ停電が3時間程度なら品質に問題はない」と話す。


 三浦部長は停電前の準備として、

(1)冷凍庫に隙間ができないよう整理する

(2)隙間がある場合は、保冷剤や凍らせたペットボトルで埋める

(3)使いかけは、開封口をしっかり閉じた上、さらに密閉袋に入れる

(4)冷凍食品全体をシートで覆う

-をあげる。


 電気の復旧後については、ニチレイフーズの担当者は「必ず状態を確認してほしい」と呼びかける。


 ミックスベジタブルやコーンなど食材が小さい冷凍野菜は解けやすい。超低温での保管を前提とした冷凍食品の中には、酸化防止剤や保存料を使っていない商品もあるためだ。念のため、触ったり臭いを嗅いで点検したほうがいい。


 では、アイスクリームはどうか。


 アイスクリーム大手によると、氷といっしょに保管しないほうが望ましい。マイナス18度以下で保管するアイスより、マイナス5度から0度で固まる氷のほうが温度が高いため、停電で庫内の温度が上がると氷に冷気が奪われ解けやすくなるという。