ジャニーズ、史上初の勢揃い!東北のため、83人集合!!…4・1から3日間 代々木第一体育館で募金イベント

スポーツ報知より(以下一部抜粋)


> 近藤真彦(46)、SMAP、嵐らジャニーズタレントが東日本大震災の被災者支援に立ち上がる。アイドル王国のジャニーズ事務所が4月1、2、3日の3日間、東京・代々木第一体育館前の広場で、全タレント参加の募金イベントを行うと29日、発表した。タレントが全員参加するイベントは同事務所では初。プロジェクトを「Marching ジャニーズJapan」と銘打ち、毎月支援イベントを行うことも決まった。

 最年長のマッチからSMAP、TOKIO、KinKi Kids、嵐、タッキー&翼、Hey!Say!JUMPまで、総勢27組83人の人気アイドルたちが、復興に向けて立ち上がった。

 イベントは代々木第一体育館前の広場で、各日午前10時から午後6時(受け付け締め切りは午後5時)まで開催を予定。常時10~15人のジャニーズアイドルたちが入れ替わりでステージに立ち、支援を呼び掛ける。歌などを披露する予定はなく、私服でトークなどを行うという。募金箱はジャニーズJr.や研修生たちが持つ。雨天の場合はホール内に場所を移すことも検討されている。

 イベントは自由参加。ジャニーズ事務所は「30~40万人の来場を想定している」と話すが、ファンクラブ会員だけでも全国で200万人を超えるだけに、さらに来場者数は増える可能性は高い。周辺の混雑が予想されるが、近くの歩道橋を封鎖するなど、厳重な警備態勢を敷くという。ホール運営団体や警備スタッフらもすべてボランティアで参加する。

 タレントたちから「何かしたい」という声が相次ぐ中、ジャニー喜多川社長の鶴の一声で支援プロジェクトが決まった。「明日へともに行進(マーチ)していく」という思いと、地震が起きた3月(マーチ)を掛けてプロジェクトを「Marching ジャニーズJapan」と命名した。「80年生きてきて、こんな経験は(太平洋)戦争中にもなかった。明日をつくるために、みんなが集まらないと復興は間に合わない。日本に生まれてよかったと思いながらやっていかないといけない」とジャニー氏。過去の支援活動は一部のタレントによるものだったが、今回は事務所でも初めてタレント全員が集結した。

 今回の募金イベントをきっかけに、今後は毎月1回をめどに支援イベントなどを行う予定。来月は29日に東京ドームでジャニーズJr.らが中心となって野球のチャリティー試合を行うことが決まった。ジャニー氏は「継続が大事。まずは来年3月に向けた復興を目指し、それ以降も長期的に活動していく」と話した。今回の募金は被災地の子供たちに向けて寄付するという。

 ◆トラック5台と電源車2台提供 ジャニーズではタレント個人でも義援金を寄付しているが、「金額などは公表しない」という。事務所としてもすでに被災地支援活動を行っている。コンサート用の電源車2台が石巻市、大船渡市など電気の通っていない避難所で活躍。また機材用の11トントラック5台を使って、水や衣料品、薬品、生活用品などの救援物資を輸送している。
電源車は地元自治体の指示で動いており、今後はいまだにライフラインが通らず、厳しい状況が続く陸前高田市や大槌町にも出動する予定。同事務所の救援担当者は「まだまだ電気の通らない所はたくさんあると聞いている。長期戦覚悟で頑張りたい」と話した。

 ◆ジャニーズのチャリティー活動
▼雲仙普賢岳噴火(91年6月3日)少年隊、光GENJI、SMAPが、義援金1000万円と文房具や衣類などの生活必需品2万4727点(約3000万円相当)を島原市災害対策本部に寄付。
▼阪神・淡路大震災(95年1月17日)2月15日にTOKIO、KinKi KidsがJR大阪駅前で街頭募金をしたのを手始めに、長期支援活動。97年に特別ユニット「J―FRIENDS」を結成し、CDやDVD、コンサートの売り上げなどを神戸市教育委員会に寄付。03年までの義援金総額は9億1822万6449円。
▼台湾大地震(99年9月21日)今井翼、亀梨和也らジャニーズJr.が「J2000」を結成。99年12月、00年3月にチャリティー野球大会を実施し、計897万7218円を台湾南投県、台中県の教育局に寄付。
▼新潟県中越地震(04年10月23日)11月の東山紀之ら47人が参加したチャリティー野球大会や、電話募金「J―FUND」などで計6765万6290円を新潟県災害対策本部に寄付。05年1月には滝沢秀明が小千谷市などの小中学校を激励訪問。