テレビで避難所の様子を見ていると気づくのが、娯楽の少ないこと。
物がないから何をすることもできず、ただ黙って座ったり寝転んだりしている時間はとても長く、過ぎるのを待つだけというのはとてもつらいだろうなと思っていました(入院したことのある人ならわかるはず)。
避難生活で、震災後の深い悲しみの中にあるから娯楽は自粛ムードなのかもしれないけれど、でも人間にとって退屈は敵。
退屈、すなわち精神を集中させる対象を持たない状態が長く続くと、人間の心は様々な雑念でいっぱいになってしまい、ついつい悪い方へと考えが流れていってしまいがちになる。
別にね、精神を集中させる手段は何でもいいのよ。勉強でもスポーツでもお経でもお祈りでも畑仕事でも盆栽でも折り紙でも楽器演奏でも観劇でも討論でもなんでもいい。ただ、何か一つのことに精神を一定期間集中することができれば、それによってある程度の雑念は払われ、精神的な視界がくっきり開けてきたりするものだから。一番簡単な精神集中は、大きな声で笑うこと。だって笑ってる間って、他のこと考えてないでしょ? だから娯楽が大切なんです。
でも避難所での生活ではなかなかそれは難しい。被災した身でありながら、避難所の中でボランティアとして活動している人達がたくさんいるけれど、本当にそれぐらいしか精神を集中して打ち込める活動ってないんだろうと思った。
自由に動ける人はいいけれど、でも中にはそれができない人達もいるはずで、そういった人達は本当に肩身の狭い思いをしながら長い時間をどうやり過ごすか苦労してるんだろうなあとずっと思ってました。
せめて本でも届けてあげられれば……私は自分が本好きなので、ついそんな風に考えてしまいます。本さえあれば、読書に没入しているそのひとときだけは、孤独も退屈も忘れられるわけですから。運良くいい作品に巡り会えたら、カタルシスまで得られるんですからね。
そう思っていたのは私だけではなかったとみえ、このたび「被災地へ、本を届けよう」という運動が始まりました。
【被災地へ、本を届けよう】
東北関東大震災・支援のご協力をお願いいたします
呼びかけてくださったのはこちら。
▼本のコミュニティサイトboox http://cc.boox.jp/
▼被災地へ、本を届けよう http://cc.boox.jp/information/show/46
▼本のコミュ二ティサイト[boox]twittre公式アカウント @booxcc
>被災地の方々にも、本を通じて「楽しい時間」を過ごしていただけるよう、スタッフ一同、注力して参ります。どうぞよろしくお願いいたします
(以下、コピー&ペーストします)
本は、今すぐ被災者の方々のお役に立つものではありません。
怪我を治療することも冷えた体を温めることもできません。
しかしながら、疲れた心を癒すことはできると信じています。
どれだけ目の前が変わっても、本は変わりません。
全てが変わってしまった今だからこそ、変わらないものがあるというのは
とても安心することだと思います。
楽しい時間を過ごすことでストレスが軽減され、
明日への活力につながることを願っています。
皆様のご協力のもと、微力ながら早期復興に向けての
手助けをできればと考えております。
すでに読み終わったもので構いません。
被災地の方々が楽しめる絵本や児童書、その他に役立つ本があれば
ぜひ当社までお送りください。
ご提供いただいた本の寄贈先につきましては、現在調査中です。
※お心当たりがございましたら、当社までご連絡ください。
被災地のインフラも整っていない状況ですので、
見つかるまで多少時間がかかると思っておりますが、
まずは活動を始めることが先決だと考え、募集を開始しました。
明確な寄贈先はまだ申し上げられませんが、
必ず被災地の方々の元へお届けいたします。
見つかり次第、こちらのページでご案内いたします。
このような状況を踏まえご賛同いただけましたら、
ご協力・ご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。
――募集―――
ご家庭で保管されている本を下記へお送りください。
選書はなるべくフィクション・エッセイなど楽しく読めるもの、役立つものをお願いします。
古いものでも構いませんが、汚破損のあるものはご遠慮ください。
喜んでいただける本の例
絵本/児童書/図鑑/コミック/小説/実用書
※配送料はご協力いただいた皆様のご負担となります。
※現地への配送にかかる費用はブークスが負担いたします。
※汚破損とは、落書きや汚れ、カビ、破れ、など贈り物に不適切なものをさします。
※ご提供多数の場合は抜粋し、サイト上でご紹介させていただきます。
――送付時のお願い―――
本と一緒に、被災地の方へのメッセージも添えていただけると幸いです。
※便箋、メッセージカード、ルーズリーフ等のメモ用紙に書いてお送りください。
※メッセージは寄贈する際に一緒にお渡しします。
※サイト上で、匿名でメッセージをご紹介する場合もございます。
――送付先―――
株式会社ブークス 被災地支援係
〒140-0002
東京都品川区東品川2-2-33 ニウケビル 5階
――募集締切――
2011年5月31日(火)必着
――その他――
・ご提供いただいた本は、仕分け、検品をした後、倉庫にて保管しております。
・当サイトの会員様以外の方も、ぜひお送りください。
――お問い合わせ先―――
株式会社ブークス カスタマーデスク
住所:〒140-0002 東京都品川区東品川2-2-33 ニウケビル 5階
Email:customer@boox.jp
※土日祝日のお問い合わせに関しましては、翌営業日以降のご連絡となりますのでご了承ください。
【被災地へ、本を届けよう】 ―東北関東大震災・支援のご協力をお願いいたします― ←参加中
とりあえず、小さい箱に一つ、本を詰め込みました(小さくても本は重いので持ち上げるのが大変!)。
メッセージも入れて、朝には出しに行くつもりです。
せめてこれらの本がやむなく避難生活をしている被災者の皆様の慰めに少しでも役立つことを祈ります。
いつの日か、再び心から大声で笑えるようになる時が来ることを信じて。
物がないから何をすることもできず、ただ黙って座ったり寝転んだりしている時間はとても長く、過ぎるのを待つだけというのはとてもつらいだろうなと思っていました(入院したことのある人ならわかるはず)。
避難生活で、震災後の深い悲しみの中にあるから娯楽は自粛ムードなのかもしれないけれど、でも人間にとって退屈は敵。
退屈、すなわち精神を集中させる対象を持たない状態が長く続くと、人間の心は様々な雑念でいっぱいになってしまい、ついつい悪い方へと考えが流れていってしまいがちになる。
別にね、精神を集中させる手段は何でもいいのよ。勉強でもスポーツでもお経でもお祈りでも畑仕事でも盆栽でも折り紙でも楽器演奏でも観劇でも討論でもなんでもいい。ただ、何か一つのことに精神を一定期間集中することができれば、それによってある程度の雑念は払われ、精神的な視界がくっきり開けてきたりするものだから。一番簡単な精神集中は、大きな声で笑うこと。だって笑ってる間って、他のこと考えてないでしょ? だから娯楽が大切なんです。
でも避難所での生活ではなかなかそれは難しい。被災した身でありながら、避難所の中でボランティアとして活動している人達がたくさんいるけれど、本当にそれぐらいしか精神を集中して打ち込める活動ってないんだろうと思った。
自由に動ける人はいいけれど、でも中にはそれができない人達もいるはずで、そういった人達は本当に肩身の狭い思いをしながら長い時間をどうやり過ごすか苦労してるんだろうなあとずっと思ってました。
せめて本でも届けてあげられれば……私は自分が本好きなので、ついそんな風に考えてしまいます。本さえあれば、読書に没入しているそのひとときだけは、孤独も退屈も忘れられるわけですから。運良くいい作品に巡り会えたら、カタルシスまで得られるんですからね。
そう思っていたのは私だけではなかったとみえ、このたび「被災地へ、本を届けよう」という運動が始まりました。
【被災地へ、本を届けよう】
東北関東大震災・支援のご協力をお願いいたします
呼びかけてくださったのはこちら。
▼本のコミュニティサイトboox http://cc.boox.jp/
▼被災地へ、本を届けよう http://cc.boox.jp/information/show/46
▼本のコミュ二ティサイト[boox]twittre公式アカウント @booxcc
>被災地の方々にも、本を通じて「楽しい時間」を過ごしていただけるよう、スタッフ一同、注力して参ります。どうぞよろしくお願いいたします
(以下、コピー&ペーストします)
本は、今すぐ被災者の方々のお役に立つものではありません。
怪我を治療することも冷えた体を温めることもできません。
しかしながら、疲れた心を癒すことはできると信じています。
どれだけ目の前が変わっても、本は変わりません。
全てが変わってしまった今だからこそ、変わらないものがあるというのは
とても安心することだと思います。
楽しい時間を過ごすことでストレスが軽減され、
明日への活力につながることを願っています。
皆様のご協力のもと、微力ながら早期復興に向けての
手助けをできればと考えております。
すでに読み終わったもので構いません。
被災地の方々が楽しめる絵本や児童書、その他に役立つ本があれば
ぜひ当社までお送りください。
ご提供いただいた本の寄贈先につきましては、現在調査中です。
※お心当たりがございましたら、当社までご連絡ください。
被災地のインフラも整っていない状況ですので、
見つかるまで多少時間がかかると思っておりますが、
まずは活動を始めることが先決だと考え、募集を開始しました。
明確な寄贈先はまだ申し上げられませんが、
必ず被災地の方々の元へお届けいたします。
見つかり次第、こちらのページでご案内いたします。
このような状況を踏まえご賛同いただけましたら、
ご協力・ご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。
――募集―――
ご家庭で保管されている本を下記へお送りください。
選書はなるべくフィクション・エッセイなど楽しく読めるもの、役立つものをお願いします。
古いものでも構いませんが、汚破損のあるものはご遠慮ください。
喜んでいただける本の例
絵本/児童書/図鑑/コミック/小説/実用書
※配送料はご協力いただいた皆様のご負担となります。
※現地への配送にかかる費用はブークスが負担いたします。
※汚破損とは、落書きや汚れ、カビ、破れ、など贈り物に不適切なものをさします。
※ご提供多数の場合は抜粋し、サイト上でご紹介させていただきます。
――送付時のお願い―――
本と一緒に、被災地の方へのメッセージも添えていただけると幸いです。
※便箋、メッセージカード、ルーズリーフ等のメモ用紙に書いてお送りください。
※メッセージは寄贈する際に一緒にお渡しします。
※サイト上で、匿名でメッセージをご紹介する場合もございます。
――送付先―――
株式会社ブークス 被災地支援係
〒140-0002
東京都品川区東品川2-2-33 ニウケビル 5階
――募集締切――
2011年5月31日(火)必着
――その他――
・ご提供いただいた本は、仕分け、検品をした後、倉庫にて保管しております。
・当サイトの会員様以外の方も、ぜひお送りください。
――お問い合わせ先―――
株式会社ブークス カスタマーデスク
住所:〒140-0002 東京都品川区東品川2-2-33 ニウケビル 5階
Email:customer@boox.jp
※土日祝日のお問い合わせに関しましては、翌営業日以降のご連絡となりますのでご了承ください。
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とりあえず、小さい箱に一つ、本を詰め込みました(小さくても本は重いので持ち上げるのが大変!)。
メッセージも入れて、朝には出しに行くつもりです。
せめてこれらの本がやむなく避難生活をしている被災者の皆様の慰めに少しでも役立つことを祈ります。
いつの日か、再び心から大声で笑えるようになる時が来ることを信じて。