オリコンより(以下一部抜粋)

シンガー・ソングライターの松任谷由実が、東日本大震災の被災地支援のためチャリティープロジェクトを開始することが14日、わかった。新たに録り直した代表曲「春よ、来い」を全世界へ配信し、その収益を全額寄付する。企画に賛同した多くの人々がコーラスに参加する予定となっており、第一弾では、被災地出身のお笑いコンビ・サンドウィッチマンをはじめ、ミッツ・マングローブや安田成美、木村佳乃ら10名が加わる。

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 「松任谷由実として今何をするべきか、何ができるのだろうか」と様々なことをプロデューサーでもある松任谷正隆、スタッフらと会議を重ねたという松任谷。レコーディングにはサンドらのほか、いとうあさこ、角田信朗、パパイヤ鈴木、ビビる大木、ベッキー、YOUが参加。さらに、4月15日から投稿動画サイトにて歌声を一般募集し、集まった“声”を組み合わせてひとつの楽曲が制作される。

 同プロジェクトの模様は4月20日放送のNHK『SONGS』(後10:55~)で公開され、5月18日から『iTunesStore』などで配信を開始する。同曲が1994年に放送されたNHK連続テレビ小説『春よ、来い』の主題歌として書き下ろされたことから、NHKとともに楽曲制作にあたり、随時集まった歌声で新バージョンを制作。来年まで長期にわたってプロジェクトが展開される予定となっている。

 また、ツアーを開催するかどうか悩んだという松任谷だが「この先、予期せぬ出来事がどんなに待ち受けていたとしても、走り続けようと思いました」と、神奈川県・よこすか芸術劇場を皮切りに全国38都市を巡る『松任谷由実コンサートツアー2011 Road Show』を4月15日からスタートさせる