オリコンより(以下一部抜粋)

>昨年4月より日本でのサービスがスタートした共同購入形式のクーポンサイト。割引率が高く、簡単な手続きで利用できることから人気が上昇。現在では、 190社以上(2011年2月発表・ルクサ社調べ)が存在するなど多くの企業がサービスを提供している。その一方、昨年末の“おせち問題”などで利用を躊 躇している人がいるのも事実。そこで、オリコンでは、全国の20~59歳の男女1万人に共同購入クーポンサイトに関する意識調査を実施。その結果、同サイ トの利点と注意点が浮き彫りになった。

利用者が共同購入クーポンサイトに求めるものは?

 共同購入クーポンとは、サイト内に提示された商品に対し、決められた期間内に一定の希望者が集まった場合、その希望者に対して提供される大幅なディスカ ウントチケット(クーポン)のこと。共同クーポンで買えるものには、食品・嗜好品・服飾品といった商品から、グルメ、ホテル・旅館の宿泊、スクール、エス テサービスなど多岐にわたり、ユーザーは、自分の興味のある商品に対してエントリーを行い、クーポンを共同購入する。割引率は商品によって様々だが、最大 で90%OFFになるなど、かなりお得な商品もある。

 実際に共同購入クーポンサイトを利用しているユーザーに利点(最も利用している理由)を聞いてみると、「割引率が高い」(36.1%)、「参加・購入手 続きが簡単」(15.9%)、「クーポンのジャンルが多様」(12.8%)など、自分の目的にあった商品が簡単な手続きで格安に購入できることが最大の理 由になっている。しかし、商品を確認することができないため、“おせち問題”などの事件も起こりうる。だからこそ、信頼できるサイトを見つけることが必要 だといえる。

 では、数多くある共同購入クーポンサイトの中から、どれを選べばいいのだろうか。クーポンサイト利用者に「安心して利用できると思う共同購入クーポンサ イト」をたずねたところ、1位『ポンパレ(リクルート)』、2位『ぐるなび×Piku(ピクメディア)』、3位『GROUPON(グルーポン・ジャパ ン)』という結果に。

 『ポンパレ』は、WEBサイトを多数運営している同社ならではの使いやすさが大きな特徴。大手企業が運営しているということもあり、安心感も高い。『ぐ るなび×Piku』は、グルメ専門の日替わりクーポンサイトというのが大きな特徴。安くて美味しい外食が楽しめるということで人気を集めている。 『GROUPON』は、63.6%の人が【知っている】と答えるなど高い知名度を誇る。年末年始の騒動が響いている部分もあるが、割引率に魅力を感じてい る人が多いようだ。実際、ユーザーは「安心して購入できる」(32.2%)、「信頼性が高い」(18.7%)、「購入した商品の満足度が高 い」(13.9%)などを考慮しながら、自分に合ったサイトを選んでいることがわかる。

 最近では、ジャンルに特化したサイトが出てくるなど、まだまだ発展途上の共同購入クーポンサイト。今後さらに普及するためには、安心のサービスを提供する企業側の努力はもちろん、ユーザー側も信頼できるサイトを選ぶ目を養うことも必要だ。