ぴあ映画生活より(以下一部抜粋)

>『ALWAYS/三丁目の夕日』の山崎貴監督が手がける3DCGアニメ『friends もののけ島のナキ』の製作発表会見が25日に都内で行われ、声優を務めた香取慎吾、山寺宏一、阿部サダヲと、八木竜一監督、山崎監督が登壇した。

会見の写真

『friends…』は、童話『泣いた赤おに』をベースにした物語で、人々から“もののけ島”と呼ばれ恐れられている島で暮らす、赤鬼のナキ(香取)と、友達の青鬼のグンジョー(山寺)が人間の赤ん坊と出会い交流を重ねていくなかで“やさしさ”という感情が芽生えていく様を描く。

会見前に2Dと3Dでのプローモーション上映会が実施され、香取は「今回は人間の役ではないので、靴がジャマになり裸足で上着も脱いで挑んだ」と音声収録を振り返り、山寺は「パーフェクト! キャラクターに成りきる天才。役者・香取慎吾として十二分に自由にやっていらしたので、掛け合いが楽しかった」と香取を絶賛した。ゴーヤもののけ・ゴーヤンを演じた阿部は「映像はすごすぎて正直どのくらいすごいことなのかがわからない」と恐縮した様子でコメントした。

八木監督は「製作は8割くらい出来上がっていて、今最後の詰めに向けてスタッフ一同がんばっています。ラストシーンをどうするのか、大変悩んでおりますが、観ていただける方の心をほぐすような映像を目指して作っています」とコメント。山崎監督は「CG作品は世界で勝負できるひとつのジャンルだと思っていて、ピクサーの絵とは違う日本オレジナルの世界観を作りたかった。海外のハリウッド作品などと遜色のないものができつつある」と胸を張った。

“どこまでも、きみのともだち”という本作のキャッチコピーについて山寺は「本当の優しさ、本当の思いやりとは何かと問いかけ、考えさせてくれる作品」と話し、香取は「作品を観てもらったときに、友だちに対する自分の思いを再確認してもらえる映画にもなっている。日本や世界でひとりでも多くの方の笑顔が生まれることを望んでいます」と作品をPRした。

『friends もののけ島のナキ』
12月17日(土)より全国東宝系にてロードショー
※2D/3D同時上映
(C)2011「friends」製作委員会