映画.comより(以下一部抜粋)

>石塚真一の人気漫画を映画化した「岳 ガク」が5月7日、全国315スクリーンで公開。主演の小栗旬、長澤まさみ、佐々木蔵之介、石田卓也、渡部篤郎、片山修監督は、東京・有楽町のTOHOシネマズ日劇2で舞台挨拶に立った。

小栗旬&長澤まさみ、登山客2000人から「おかえり!」と大歓迎

 原作の大ファンだったという小栗は、クランクイン前から山岳訓練などを受け撮影に備えた。「山に登ったり、クライミングスポットへ行ったりしました。ふ だん、まったく登山に行くことがないので、林間学校か遠足か以来でした」。八ヶ岳では風速16メートルの過酷な状況に見舞われたそうで、「5メートル先が まったく見えなかった。うっすらと人の姿が見えてくるときの安心感は、ちょっと味わえない」と振り返った。

 また小栗は、長澤の徹底した役づくりについて言及し「夏山で登山客のおじさんが足をくじくシーンがあったのですが、あの日のまさみちゃんはめっちゃ怖 かった。すごく怒っていて、プリプリしていました」と暴露した。石田も、「あんなに怒っているの、僕も初めて見ました」とニヤリ。一方の長澤は「何が悪 いって、軽装で登ってくるのが悪いんです」と照れくさそうに言い放ち、小栗らを爆笑させていた。

 山岳救助隊の隊長に扮した佐々木は、小栗が役になりきったエピソードを披露。「僕は登山シーンってほとんどなかったのですが、隣の人(小栗)がどんどん 山ザルみたいになっていくんですよ。顔も格好も、山ザルそのもの」と明かし、場内を沸かせていた。それでも小栗は、「皆で命がけでつくった作品。僕らに出 来ることはそう多くないけれど、こういう作品をもって生きる勇気を感じてもらえたら」と話し、深々と頭を下げた。

 同作は、山岳愛好家のバイブルといわれる同名人気漫画が原作。北アルプスを舞台に、山岳救助ボランティアの島崎三歩(小栗)の奮闘と、新人救助隊員の椎名久美(長澤)の成長と葛藤(かっとう)を軸に描く。



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