TOKIO・城島茂、NEWS・加藤成亮と兄弟役で15年ぶりに舞台出演 「かんきつ系のアイドルをもう一度」
シネマトゥデイより(以下一部抜粋)>13日、舞台「6月のビターオレンジ」の製作発表が東京・帝国ホテルで行われ、加藤成亮(NEWS)、城島茂(TOKIO)、朝海ひかるに加え、作・演出のG2が登場した。15年ぶりの舞台出演となる城島は「フレッシュなかんきつ系のアイドルをもう一回思い出させたい」と作品のタイトルと掛けて、意気込みを語った。
「6月のビターオレンジ」は、「チチヤバシスグカエレ」という連絡を受けて帰郷した兄弟が、余命1か月でありながら30歳年下の美女と結婚すると言い出した父親に翻弄(ほんろう)されるヒューマン・コメディー。純愛なのか? それとも目的は遺産なのか? 秘密を暴こうと兄弟が奮闘する姿を描いている。
15年ぶりの舞台出演となる城島は、加藤演じる優秀な弟とは対照的に、勉強もスポーツも恋愛も苦手なダメ男を演じる。役づくりについては「自分とは程遠いキャラクターなので役づくりが難しいところです」と涼しい顔でぼけてみせ、いつものお笑いキャラクターぶりを発揮。さらに40歳という自身の年齢に触れて「40歳ですが、(久しぶりの舞台は)新人に戻ったような気分にさせてくれる。作品のタイトルはビターオレンジだが、フレッシュなかんきつ系のアイドルをもう一回思い出させたい」とジョークを交えつつ意気込みを語った。
本作は家族の物語であることから、「最近家族とどんな会話をした?」という質問が登壇者に飛ぶ。阪神・淡路大震災も経験しているという加藤は「東日本大震災の後に、安否確認やどういう状況だったかを母と話しました。母は結構おびえていたみたいで、震災のときは机の下にもぐっていたとかそういう話をしました」と役柄同様、優しい好青年ぶりがうかがえるエピソードを披露。一方、城島は「ライブをするときは毎回親を呼ぶのですが、先日武道館ライブの感想を『どうやった?』って聞きました。そうしたら『むっちゃ良かったわ、ギターソロが格好良かった! 新曲いつ出るの? あんた珍しく歌っていたな』……」という親ばかな会話内容を、関西のおばちゃん風の口ぶりで再現。やはり親子で会話をする時間は特別らしく、城島は「うちの親はダジャレ好きなので、会話をすると大体くだらない話になるが、ほのぼのとした時間を与えてくれます」と目を細め、改めて家族の良さに感じ入っているようだった。(肥沼和之)
舞台「6月のビターオレンジ」は6月3日~6月26日まで東京グローブ座、7月1日~7月6日まで森ノ宮ピロティホール(大阪)で上演