映画.com ニュースより(以下一部抜粋)
> 妻夫木聡、松山ケンイチが初共演を果たした「マイ・バック・ページ」のメガホンをとった山下敦弘監督と脚本の向井康介が5月14日、東京・早稲田大学で開催された「プレミア講義付き試写会」のゲストとして登壇した。
山下監督と向井が参加した講義「映画のすべて マスターズ・オブ・シネマ」(講師:元村直樹氏)は、さまざまなゲストを招き、映画の見方、映画のつくり方を学ぶ趣向。受講生からは、「観客を映画世界に 引き込む仕掛けを、監督自ら分析・解説してくれたことが貴重な収穫」といった声があがる人気講義のひとつだ。2005年の開講以来、山田洋次、奥田瑛二、 大林宣彦ら第一線で活躍する映画人がゲストとして登壇している。
「マイ・バック・ページ」は、文芸・映画評論、翻訳、エッセイなど幅広く活躍する川本三郎氏のジャーナリスト時代をつづったノンフィクションを、脚本の が3年の歳月をかけてフィクションとして再構成した青春映画。1969~72年、激動の時代を生きたジャーナリストの沢田(妻夫木)と革命を目指す活動家 の梅山(松山)の葛藤(かっとう)と挫折を描く。
この日、進行役をつとめた元村氏は「原作にある小さなエピソードを、実にうまく膨らませている」「妻夫木総と松山ケンイチ、その他のキャストもぴったり だった」と絶賛。山下監督は「3年間、迷って迷って、一体どこに向けて作っているのか分からなくなることもありました」と述懐。山下監督作の約9割の脚本 を担当する向井氏も、「ラストシーンはいろいろなパターンを書いて。書いては直しての繰り返しでした。撮影のギリギリまで悩んでいましたね」と苦労を明か した。
講義に出席した学生からも質問が寄せられた。喫煙シーンが多いことに何か特別な理由はあるのか? という質問に、山下監督と向井のこだわりが垣間見られ た。「当時を知っているスタッフがいて、彼が当時の日本の様子を、排気ガスや砂ぼこりで街がくすんでいたと言うんです。それをヒントに、タバコの煙が当時 を表すキーになるかなと。吸ってないシーンはないんじゃないかなって思うくらいキャストに吸わせました(苦笑)」と語る山下監督の裏話に、学生たちは興味 津々な様子で聞き入っていた。
「マイ・バック・ページ」は、5月28日より全国公開。
> 妻夫木聡、松山ケンイチが初共演を果たした「マイ・バック・ページ」のメガホンをとった山下敦弘監督と脚本の向井康介が5月14日、東京・早稲田大学で開催された「プレミア講義付き試写会」のゲストとして登壇した。
山下監督と向井が参加した講義「映画のすべて マスターズ・オブ・シネマ」(講師:元村直樹氏)は、さまざまなゲストを招き、映画の見方、映画のつくり方を学ぶ趣向。受講生からは、「観客を映画世界に 引き込む仕掛けを、監督自ら分析・解説してくれたことが貴重な収穫」といった声があがる人気講義のひとつだ。2005年の開講以来、山田洋次、奥田瑛二、 大林宣彦ら第一線で活躍する映画人がゲストとして登壇している。
「マイ・バック・ページ」は、文芸・映画評論、翻訳、エッセイなど幅広く活躍する川本三郎氏のジャーナリスト時代をつづったノンフィクションを、脚本の が3年の歳月をかけてフィクションとして再構成した青春映画。1969~72年、激動の時代を生きたジャーナリストの沢田(妻夫木)と革命を目指す活動家 の梅山(松山)の葛藤(かっとう)と挫折を描く。
この日、進行役をつとめた元村氏は「原作にある小さなエピソードを、実にうまく膨らませている」「妻夫木総と松山ケンイチ、その他のキャストもぴったり だった」と絶賛。山下監督は「3年間、迷って迷って、一体どこに向けて作っているのか分からなくなることもありました」と述懐。山下監督作の約9割の脚本 を担当する向井氏も、「ラストシーンはいろいろなパターンを書いて。書いては直しての繰り返しでした。撮影のギリギリまで悩んでいましたね」と苦労を明か した。
講義に出席した学生からも質問が寄せられた。喫煙シーンが多いことに何か特別な理由はあるのか? という質問に、山下監督と向井のこだわりが垣間見られ た。「当時を知っているスタッフがいて、彼が当時の日本の様子を、排気ガスや砂ぼこりで街がくすんでいたと言うんです。それをヒントに、タバコの煙が当時 を表すキーになるかなと。吸ってないシーンはないんじゃないかなって思うくらいキャストに吸わせました(苦笑)」と語る山下監督の裏話に、学生たちは興味 津々な様子で聞き入っていた。
「マイ・バック・ページ」は、5月28日より全国公開。