「アタックチャーンス!」よ永遠に…俳優・児玉清さんが都内病院でガンにより死去

シネマトゥデイより(以下一部抜粋)

 俳優の児玉清さんが、17日、都内の病院で亡くなったとオフィシャルホームページが伝えた。

 児玉さんのオフィシャルホームページには、今年の4月から肝機能障害による緊急入院による療養のため、テレビやラジオなどすべての番組を休業するという文面が掲載されていた。だが本日、そのメッセージは、「弊社所属の児玉清(本名・北川清)が平成 23年 5月 16日午後 0時 28分胃がんのため東京都内の病院で逝去いたしました。享年77でした。ここに生前のご厚誼に感謝し、謹んでお知らせ致します」という児玉さんの死をファンに伝える悲しみの訃報に代わった。

 ホームページによると、児玉さんは今年の2月下旬より体調不良を訴え、都内の病院にて検査をしたところ、 胃がんが発見されたという。児玉さんは 3月下旬より入院したが、肝臓への転移もあり先週末より容態が急変し、逝去したという。ホームページには、「本人は最後まで仕事に復帰できるよう頑張っておりました。ファンの皆様、関係者の皆様にはこれまで温かいご声援をいただきまして、心より御礼申し上げます。」と、最後までテレビ復帰を望んだ児玉さんの強い想いがつづられた。

 児玉さんは、東宝映画第13期ニューフェイスに合格以来、俳優としての活動を続け、「ありがとう」シリーズなど多くの名作に出演した。1975年に始まった、クイズ番組「パネルクイズ アタック25」の司会者となってからは、現在まで30年以上にわたり司会を務めた。クイズに正解したときに児玉さんが力強く言う「結構!」または「その通り!」という言葉は、同番組の名セリフとなった。30年以上にわたり、多くの人々に愛されてきた児玉さんの「アタックチャ~ンス!」は、もう二度と聞けなくなってしまった。