MovieWalkerより(以下一部抜粋)

>世界が待ち望んでいる、ジョニー・デップ主演の大ヒット映画シリーズ第4弾『パイレーツ・オブ・カリビアン 生命(いのち)の泉』(5月20日公開)で、人魚シレーナ役に抜擢された新進女優、アストリッド・ベルジェ=フリスベに注目! 人魚という役柄にふさわしい透き通るような肌が印象的だが、その肌を保つために、撮影中は“太陽禁止令”が下されたという。


そもそも人魚伝説とは何なのか? 人魚とは、上半身が人間で、下半身が魚の形をした想像上の生物だ。一番ポピュラーなのはアンデルセン童話に登場する「人魚姫」だが、人魚伝説の基となったのは、ギリシア神話に登場する魔物セイレーンだと言われている。上半身が人間で、下半身が鳥の形をしたセイレーンは、海の岩礁で歌を歌い、その美声によって船員の心を惑わせ、船を難破させていたとか。でも、現イラクのアッシリアのコルサバードで発見された、最も古い人魚像は、長い髭を生やした男性だったというのも興味深い。また、コロンブスの1493年の「航海日誌」によると、彼も西アフリカの海岸などで人魚を目撃したとされているが、そんなに美しくはなかったとか!? いずれにしても、まことしやかな記述が残っているからこそ、よりいっそう人魚伝説には興味津々である。


『パイレーツ・オブ・カリビアン 生命の泉』に登場するシレーナは、透けるような肌と麗しい美貌を持つ人魚姫である。人魚ってのは、こうでないと!という姿を具現化したものだ。シレーナ役に抜擢されたのは、バルセロナ出身の新星アストリッド・ベルジェ=フリスベだが、その白い肌を保つために、2ヵ月間のハワイロケ滞在中、まばゆい日差しを楽しむことは一切許されなかったという。あのうらやましいほどの白い肌は、そんな太陽禁止令の賜物だったのだ。さらに『シカゴ』(02)のロブ・マーシャル監督が、人魚の見せ場のシーンを3D映像を駆使してどれほどに神秘的に見せてくれるのか、胸がワクワクする。


パート4では、ジャック・スパロウ(ジョニー・デップ)が、永遠の生命をもたらすという伝説の“生命の泉”を探す旅に出る。その冒険はもとより、シレーナと若き宣教師フィリップ(サム・クラフリン)との禁断の恋の行方にもドキドキハラハラさせられること必至だ。とはいえ男性陣は、伝説のように美しいシレーナによって精神的に“難破”させられないようご注意を。

Who killed Cock Robin?