まんたんウェブより(以下一部抜粋)

国内累計800万部を発行している人気ライトノベル「涼宮ハルヒ」シリーズの4年ぶりとなる最新巻「涼宮ハルヒの驚愕(きょうがく)」(作・谷川流、イラ スト・いとうのいぢ)が25日午前0時から発売され、東京・秋葉原のアニメイト秋葉原店では、熱心なファン100人以上が列を作った。

【写真】涼宮ハルヒ :最新作「驚愕」前後編セット初版51万部3000部が確定 ライトノベルの最高記録

 「涼宮ハルヒ」シリーズは、超常現象が大好きという変わった女子高生の涼宮ハルヒが、平凡な男子高生のキョンらと学校非公認の部活動「SOS団」を結成 すると、不思議な出来事が次々と起こるというSFコメディー。03年6月に第1巻「涼宮ハルヒの憂鬱」が発売され、07年4月に発売した「涼宮ハルヒの分 裂」まで、本編はこれまでに9巻を発行している。06年と09年にテレビアニメが放送されて人気が加速し、10年2月に公開された劇場版アニメ「涼宮ハル ヒの消失」もヒットした。

 新作の「涼宮ハルヒの驚愕」は、前後編(各300ページ)の2冊がセットとなった初回限定版を25日に発売し、前後編をバラ売りする通常版は6月15日 に発売する。初回限定版は谷川さん書き下ろしのショートストーリー「Rainy Day」やいとうさんの描き下ろしイラストなどが収録された64ページオールカラーの小冊子も付き、51万3000セットを発行した。

 同書の発売に合わせて深夜販売を一部の店舗で実施。アニメイト秋葉原店では通常の閉店時間直後の午後9時ごろから列ができ、発売直前には100人以上が 並んだ。販売開始後も続々と人が押し寄せていた。東京都江東区の女性会社員(22)は「ハルヒの魅力はキャラクターと世界観。すごく待っていました。早く 読みたいですね」と話していた。