3月11日に止まった時間が動き出す…被災学生の学費を支援 ローソン話題のCM
シネマトゥデイ より(以下一部抜粋)>コンビニエンスストアを全国に展開するローソンが東日本大震災修学支援として「“夢を応援”基金」を設立し、このCMの内容が話題になっている。
このCMは一見、教室の何気ない日常のように始まる。ところがよく見ると生徒たちの動作が止まっている。日本人の多くがここで、「はっ」とする。3月11日、震災により止まってしまった時間を表現しているのだと。
ローソンによると、まさにこのCMのテーマは「学校で、止まった時間が動き出す」というストーリーで、若者たちが未来に向かって力強く進む姿を描き、そんな彼らを支援する「“夢を応援”基金」への思いに込めたという。CMの冒頭と最後に未来を見つめるさわやかな学生を演じたのは「仮面ライダーカブト」で注目され、映画『ホームレスが中学生』や『奇妙なサーカス』で存在感のある演技をみせた石崎直。止まった時間が動きだすときに流れる音楽は、今人気急上昇中の2人組ユニット、Honey L Daysの「がんばれ」で、この曲が短いCMをが感動的なショートフィルムに演出している。
コンビニエンスストアのローソンがこの基金を設立するに至ったのは、「全国の店舗が多くの学生さんたちによって支えられている」ことからだという。3月11日の東日本大震災で親を失った多くの子どもたちが進学をあきらめることにならないように……そんな思いを「“夢を応援”基金」に込めたという。募金箱は全国のローソンに設置されており、誰でもこの支援に参加することができる。
そんなローソンも東北の多くの店舗が全壊、半壊した。ローソンの関係者が現地を視察したところによると沿岸部に位置する店舗も多く、津波により跡形もなくなっているところが数多くあるという。しかし、テントによる店舗の再開を実施した地域もあり、救援物資ではあまり支給されないデザートを手に笑顔をみせる被災者の方も多いという。(編集部・下村麻美)
「“夢を応援”基金」の対象者は以下のとおり。(詳細はローソン・オフィシャルサイトで要確認)
■対象者
東日本大震災で被災した岩手・宮城・福島県等の下記1.2.3に該当する生徒さんが対象です。
1.現役高校生・ 高等専門学校生・高等専修学校生
2.来年高校・高等専門学校・高等専修学校に入学を予定している生徒
3.来年専門学校・大学(短大含む)に入学を予定している生徒
■募集人数:
1,000人
■奨学金給付期間:
高校・高等専門学校生・高等専修学校生および専門学校・短期大学・大学を卒業するまでの期間(最大7年間)一人当たり奨学金として毎月30,000円を給付します。
返還義務はありません。