> マーべルコミックを実写映画化した人気シリーズの最新作「X-MEN:ファースト・ジェネレーション 」が、6月11日から全国で公開される。主演のジェームズ・マカボイ が、同作について語った。
「X-MEN」のプリクエル(前章)にあたる同作では、ミュータント集団「X-MEN」結成のきっかけとなる出来事を中心に、特殊能力を持つチャールズやエリック(のちのマグニートー)らミュータントがそれぞれの理想と運命に翻弄されていく。
同シリーズでパトリック・スチュワート が演じてきたチャールズは、車椅子生活を強いられながら、ミュータントの平等のために闘う崇高な精神を持つ人物として描かれてきた。しかし、今作でマカボイ演じるチャールズは、「自信たっぷり」な生意気な青年だ。
チャールズのキャラクターを「自信過剰」だと分析したマカボイは、「彼はものすごくいい気になっているんだよ。これまでのエピソードでは彼は全くエゴのない人間だから、エゴイスティックな彼を見せることはとても面白かった」と振り返った。
役作りについて問われると、「正直なところそれほど似せようとは思っていない」と明かす。「今回のような設定の面白さは、どういう過程で人が今の姿になったかがわかるところ。だから僕はブライアン・シンガー とパトリック・スチュワート が作り上げたキャラクターがどういう人物かを考えるところから始めたんだ」とこれまでのシリーズを参考に役作りに励んだようだ。
人気キャラクターのこれまでとは違った一面を演じたマカボイは、「彼のことは普通の人間とミュータントの両方でとらえなければならないんだ。彼はこれから能力が失われていくという事実に直面しなければならなくなる。歩けなくなるし、それは大きなファクターとなっていくんだ」とシリーズにおける同作の重要性を示唆している。
「X-MEN:ファースト・ジェネレーション 」は、6月11日から全国公開。