(ツイッターより再掲)
「レイキャヴィク・ホエールウォッチャー・マサカー」見てきたよ♪ レディースデーだったので観客席には女性だけが3人。ってーことはレディースデーじゃ ない他の日には観客入ってないのか? こないだ北千住で「ロード・オブ・ザ・リング」見た時は観客は私一人しかいなかったからそれよりマシだけど。
「悪魔のいけにえ The Texas Chain Saw Massacre」だとタイトルだけでも何やらおどろおどろしくて不安をかきたてる要素が一杯だけど、「レイキャヴィク・ホエールウォッチャー・マサ カー」ってタイトルだけで何処で何が起こるか全部説明しちゃってるよね……。
というわけで意外性のない展開に驚きようもなくスラッシャー的展開を見守るだけの作品なのだけど、アイスランドというお国柄のせいなのか「レイキャヴィ ク~」は何だかほのぼのしてるのね。別に心は暖まらないんだけど、何か殺戮シーン一つとっても遠慮がちというか恥じらいがちというか……。
最近の走るゾンビ系のハリウッドホラー見慣れちゃうと、「レイキャヴィク」は所詮人間だもんなあ、と物足りなさを分析。人間の心の奥に潜む悪を見るにして も個人的な悪意ばかりでロメロ程の人類を見越したような壮大さは感じられないのでした。古典的とも言えるけれど、がんばって昼メロというか。
血もだばだば出るけど、出血量が多ければいいというわけでもなくてね、要は見せ方だから、それだったら「ぼくのエリ」の方がよっぽど鮮烈でよかった。広い 捕鯨船の中を逃げ回る展開はおもしろかったのに。まあ、船内でのホラーといえば「ゴーストシップ」という名作があるけどね。カール・アーバン出演。
とまあ、スラッシャーとしてもホラーとしても今一つではあるんだけど、「レイキャヴィク・ホエールウォッチャー・マサカー」は日本人が見る分には結構痛快で良いかも♪ この勢いで次は過激で迷惑な自然保護団体を血祭りにあげて欲しいと思った私。
ホエールウォッチングがとても美しく描かれていたテレビドラマが「リ・ジェネシス」だった。「インセプション」&「スーパー!」のエレン・ペイジが主人公 の生意気な娘役だったんだけど、彼女が友達以上恋人未満の彼と旅をしてて季節外れの鯨を見つけるシーンがあるのよね。悲しく美しいシーンだった。
その時の彼役の少年が「30デイズ・ナイト」でジョッシュ・ハートネットの弟役だった。あれも寒い雪と氷に閉ざされた町の話で、太陽が昇らない極夜の時期 にヴァンパイアが跳梁跋扈して血の饗宴を繰り広げるというとてもおもしろいホラーだったんだけど、テレビでやらないなあ。
「悪魔のいけにえ」にしても「30デイズ・ナイト」にしても、物語を引っ張っていく不屈の闘志(逃げるのだって戦いです)を持つ主人公がいたからおもしろ かったのだけど、「レイキャヴィク~」にはそういう人がいないのね。状況に応じて変わり身する人ばっかり。そもそも「主人公」不在なのだわ。
「レイキャヴィク~」のストーリーはなんというか、例えば「LOST」のようなテレビドラマに回想シーンとして出てくる、ある日のある登場人物達の行動を ぽつんと見たような感じなのよね。その日たまたま殺人鬼と遭遇したため、思いがけずたくさんの人が死にました。特に意味はありません、みたいな。
特に意味はなくても「呪怨」は恐い。それはやっぱりホラーとしての見せ方、気持ち悪さにこだわった演出があるからなんだろうな。一番恐いのは「何故それが 起こるのか分からない」という点で、タイトルからすでに始まってるんだけど、「レイキャヴィク~」それ無いもん。判り易いのはホラー失格なのだ。
「呪怨」のワケの分からなさというのは西洋的なホラーというより日本的な怪談、というより「恐い話」の位置づけがふさわしいと思う。このワケの分からなさ の恐怖で最近大ヒットしたのが「パラノーマル・アクティビティー」。何が起こっているのか分からないから死ぬほど恐かった。
「パラノマ」続編では「分かる」ように意味をくっつけちゃってたけど、別の意味での恐さも盛り込んでいたからそれなりにおもしろく見られました。でも絶対 第一作には適わないのよね。「レイキャヴィク~」は続編で第一作を超える希な例になって欲しいです。って、続編はないだろうけど。
続編では過去の捕鯨船が幽霊船となって霧の中から現れて銛やら何やらで某過激自然保護団体に属する人々を皆殺しにする話に……って、それじゃまんまカーペ ンターの「ザ・フォッグ」だよ。すでに「LOST」のシャノン(マギー・グレイス)でリメイクも作られてコケてるよ。やっぱあきらめるか。
「レイキャヴィク・ホエールウォッチャー・マサカー」見てきたよ♪ レディースデーだったので観客席には女性だけが3人。ってーことはレディースデーじゃ ない他の日には観客入ってないのか? こないだ北千住で「ロード・オブ・ザ・リング」見た時は観客は私一人しかいなかったからそれよりマシだけど。
「悪魔のいけにえ The Texas Chain Saw Massacre」だとタイトルだけでも何やらおどろおどろしくて不安をかきたてる要素が一杯だけど、「レイキャヴィク・ホエールウォッチャー・マサ カー」ってタイトルだけで何処で何が起こるか全部説明しちゃってるよね……。
というわけで意外性のない展開に驚きようもなくスラッシャー的展開を見守るだけの作品なのだけど、アイスランドというお国柄のせいなのか「レイキャヴィ ク~」は何だかほのぼのしてるのね。別に心は暖まらないんだけど、何か殺戮シーン一つとっても遠慮がちというか恥じらいがちというか……。
最近の走るゾンビ系のハリウッドホラー見慣れちゃうと、「レイキャヴィク」は所詮人間だもんなあ、と物足りなさを分析。人間の心の奥に潜む悪を見るにして も個人的な悪意ばかりでロメロ程の人類を見越したような壮大さは感じられないのでした。古典的とも言えるけれど、がんばって昼メロというか。
血もだばだば出るけど、出血量が多ければいいというわけでもなくてね、要は見せ方だから、それだったら「ぼくのエリ」の方がよっぽど鮮烈でよかった。広い 捕鯨船の中を逃げ回る展開はおもしろかったのに。まあ、船内でのホラーといえば「ゴーストシップ」という名作があるけどね。カール・アーバン出演。
とまあ、スラッシャーとしてもホラーとしても今一つではあるんだけど、「レイキャヴィク・ホエールウォッチャー・マサカー」は日本人が見る分には結構痛快で良いかも♪ この勢いで次は過激で迷惑な自然保護団体を血祭りにあげて欲しいと思った私。
ホエールウォッチングがとても美しく描かれていたテレビドラマが「リ・ジェネシス」だった。「インセプション」&「スーパー!」のエレン・ペイジが主人公 の生意気な娘役だったんだけど、彼女が友達以上恋人未満の彼と旅をしてて季節外れの鯨を見つけるシーンがあるのよね。悲しく美しいシーンだった。
その時の彼役の少年が「30デイズ・ナイト」でジョッシュ・ハートネットの弟役だった。あれも寒い雪と氷に閉ざされた町の話で、太陽が昇らない極夜の時期 にヴァンパイアが跳梁跋扈して血の饗宴を繰り広げるというとてもおもしろいホラーだったんだけど、テレビでやらないなあ。
「悪魔のいけにえ」にしても「30デイズ・ナイト」にしても、物語を引っ張っていく不屈の闘志(逃げるのだって戦いです)を持つ主人公がいたからおもしろ かったのだけど、「レイキャヴィク~」にはそういう人がいないのね。状況に応じて変わり身する人ばっかり。そもそも「主人公」不在なのだわ。
「レイキャヴィク~」のストーリーはなんというか、例えば「LOST」のようなテレビドラマに回想シーンとして出てくる、ある日のある登場人物達の行動を ぽつんと見たような感じなのよね。その日たまたま殺人鬼と遭遇したため、思いがけずたくさんの人が死にました。特に意味はありません、みたいな。
特に意味はなくても「呪怨」は恐い。それはやっぱりホラーとしての見せ方、気持ち悪さにこだわった演出があるからなんだろうな。一番恐いのは「何故それが 起こるのか分からない」という点で、タイトルからすでに始まってるんだけど、「レイキャヴィク~」それ無いもん。判り易いのはホラー失格なのだ。
「呪怨」のワケの分からなさというのは西洋的なホラーというより日本的な怪談、というより「恐い話」の位置づけがふさわしいと思う。このワケの分からなさ の恐怖で最近大ヒットしたのが「パラノーマル・アクティビティー」。何が起こっているのか分からないから死ぬほど恐かった。
「パラノマ」続編では「分かる」ように意味をくっつけちゃってたけど、別の意味での恐さも盛り込んでいたからそれなりにおもしろく見られました。でも絶対 第一作には適わないのよね。「レイキャヴィク~」は続編で第一作を超える希な例になって欲しいです。って、続編はないだろうけど。
続編では過去の捕鯨船が幽霊船となって霧の中から現れて銛やら何やらで某過激自然保護団体に属する人々を皆殺しにする話に……って、それじゃまんまカーペ ンターの「ザ・フォッグ」だよ。すでに「LOST」のシャノン(マギー・グレイス)でリメイクも作られてコケてるよ。やっぱあきらめるか。