実は「キック・アス」でもヒット・ガールにはもう一人育ての親がいたのですよ。「Xメン」ではチャールズ・エグゼビアがそれにあたりますね。違うのは「Xメン」では映画の中で彼ら二人が出会ってから友情が育まれるまでが描かれていること。それはキック・アスとレッド・ミストの関係に少し似てる。

「キック・アス」は当然ながら主役のキック・アスの成長物語だったんだけど、その要素はエグゼビアとハンク・マッコイの二人に分散されております。正当「眼鏡をとるとハンサム」はマッコイことビーストを演じたニコラス・ホールトの方ね。今回脇役なので眼鏡を外しての超絶美形ぶりは披露せず。残念。

「Xメン」でのニコラスは「キック・アス」の主人公を演じたアーロン・ジョンソン同様、遠慮がちに片側だけあげる笑みと気弱な表情でちょっとばかり間抜けに見える。でもその一見頼りない外見の中には純粋で熱いものがたぎっていて、それが彼らをやむにやまれず「変身」させるのだ。



Who killed Cock Robin?