ぴあ映画生活より(以下一部抜粋)

>雑誌「ぴあ」調査による7月8日、9日公開の映画・満足度ランキングは、余命先刻を受けた父と息子の絆を描いたジェット・リー主演の『海洋天堂』がトップ に輝いた。2位にチャン・イーモウ監督のラブストーリー『サンザシの樹の下で』が、3位に3歳から5歳の子どもたちが哲学を学ぶという画期的な取り組みを 記録した『ちいさな哲学者たち』が入った。

上位作品の写真

1位の『海洋天堂』は、自閉症の息子を男手ひとつで育ててきた父親(ジェット・リー)の生き様を描いた人間ドラマ。観客からは「強さと賢明さを内に秘めた ジェット・リーの静かな演技が新鮮」「アクションのないジェット・リーの役柄は珍しいが素晴らしかった」「主人公の親子に周りの人たちが自然と寄り添って いく様子は温かくて胸にジーンときた」など、涙ながらにコメントする観客の姿も見られ、女性を中心に幅広い世代から支持を集めた。

2位の『サンザシの樹の下で』は、チャン・イーモウ監督が文化大革命の中国を舞台に運命に翻弄された男女の恋路を描いた作品。出口調査では「心が洗われる ようなストーリーで、ふたりの純愛に自然と涙が出た」「ふたりの恋が深まっていくプロセスがとてもいい」などの声が寄せられ、男性からも「泣けた」という 声があがっていた。

(本ランキングは、2011年7月8日(金)、9日(土)に公開された新作映画5本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)


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