Movie Walker より(以下一部抜粋)

>パパラッチなどに対して喧嘩っ早いことで有名なシャイア・ラブーフが、新作『The Wettest County In The World』の共演者で、『インセプション』(10)で一躍有名になったトム・ハーディと取っ組み合いの喧嘩をしたらしい。

【写真】最新出演作の撮影中、共演者のトム・ハーディと取っ組み合いの喧嘩をしたというシャイア・ラブーフ

シャイアがディテール誌で明らかにしたところによれば、「撮影中、ハーディとうまくやっていくのはとても難しかった。そして撮影中のある日、悪い冗談から本気の喧嘩になって取っ組み合いになってしまったんだ。たった一日だけのことで、その後は二度と喧嘩はしてないよ。でも僕は、撮影の合間に、自分たちが買った高級なスポーツカーの自慢話をしているハーディやジェイソン・クラーク(共演者の一人)とは、考え方があわないんだよ」

「僕は、既に25歳の自分が生きていくだけの十分なお金を稼いだけれど、高価なものに全く興味がないんだ。たくさん稼いだからって高級車を乗り回したり、高価なものを買うなんて馬鹿げてるし、みっともないことだよ。物質主義者にはなりたくないね」と語っており、バットマンシリーズ第3弾となる『ザ・ダークナイト・ライジズ』(2012年夏公開予定)にも抜擢され、役者としての評価が高いハーディとは、私生活の面で相容れないどころか、軽蔑しているような口ぶりだ。それが撮影現場でもろに態度に出てしまったようで、少なくともこれで、今後はハーディとの共演はないだろう。

シャイアといえば、自らの出演作でありながら、巨匠スティーブン・スピルバーグ監督が手がけた大ヒットシリーズ『インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国』(08)や現在全米で大ヒット中の『トランスフォーマー ダークサイド・ムーン』(7月29日公開)の前作でシリーズ第2弾の『トランスフォーマー:リベンジ』(09)を酷評するなど、歯に衣着せぬもの言いで有名だ。『インディ・ジョーンズ』の共演者ハリソン・フォードから、「あいつは愚か者だよ。でも実力もあるし、今色々学んでいるところだ」とフォローしてもらったばかりだ。またシャイア本人も、「ジョージ・クルーニーのようにメディアに対してうまくかわせる社交辞令を身につけたい」と語っており、自覚はしているようだが、まだまだそうなるにはかなりの時間がかかりそう。

あまりに正直で真っ直ぐなゆえに、演技についてではなく共演者と私生活の面でフィロソフィーの違いを受け入れられないとなれば、今後も撮影中にひと悶着ありそうだ。