三浦春馬主演『東京公園』がスイス・ロカルノ国際映画祭出品!青山真治監督にとっては2年ぶり4回目の参加
シネマトゥデイ より(以下一部抜粋)青山真治監督が4年ぶりに監督した長編映画『東京公園』が、今年8月にスイスにて開催される第64回ロカルノ国際映画祭のインターナショナル・コンペティション部門に招待されることが決定した。青山監督にとっては2年ぶり4回目の同映画祭への参加となり、日本作品としては4年ぶりのグランプリ獲得が期待されている。
映画『東京公園』写真ギャラリー
三浦春馬が主演を務めていることに加え、榮倉奈々、小西真奈美、井川遥という豪華女優陣の共演が話題になっている本作が、第64回ロカルノ国際映画祭のインターナショナル・コンペティション部門に招待される。同部門への招待作品はグランプリにあたる金豹賞の選考対象ともなっており、青山監督は、「こんな世相から離れて、ただのんびりした日本映画を選んでくれるなんて、ただただうれしい限りです。今でも海外でこういうものが受け入れられるのだと思うと、非常に勇気づけられます」と光栄に思っている様子。主演の三浦も「独特の世界観が評価され、選んでいただいたことを、非常にうれしく思います。観た後に優しい余韻に包まれるこの作品が、もっとたくさんの方に届くことを願っています」とコメントしている。
本作の青山監督は、過去に短編作品も含め、3度同映画祭に参加しており、今回が4度目。今年で64回目となる同映画祭は、1946年より毎年開催されている映画祭で、国際映画製作者連盟公認のものとしては、ヴェネチア国際映画祭に次ぐ長い歴史を誇っている伝統ある映画祭だ。日本作品がグランプリに選ばれたのは1970年の実相寺昭雄監督の映画『無常』と2007年の小林政広監督の映画『愛の予感』の2作品のみであり、本作には日本作品の、4年ぶりとなるグランプリ獲得が懸かっている。
映画『東京公園』は、カンヌ国際映画祭やヴェネチア国際映画祭への出品など世界的評価の高い青山監督が映画『サッド ヴァケイション』以来、4年ぶりに手掛けた作品。ひょんなことから人妻を隠し撮りすることになったカメラマン志望の青年とその周囲の人々との交流を描いた青春映画だ。三浦春馬、榮倉奈々、小西真奈美、井川遥といった面々の魅力をこれ以上ないというほどとらえたカメラワークにもぜひ注目してみてほしい。
映画『東京公園』は公開中