> V6の森田剛(32)が米ニューヨークのリンカーンセンターで21日(日本時間22日)、三島由紀夫原作の主演舞台「金閣寺」の公演を行い海外舞台デビューを飾った。

 現地で開催中の「リンカーンセンター・フェスティバル」(24日まで)の正式参加作品として、全4回上演される。演出の宮本亜門氏(53)とともに本番前に会見に臨んだ森田は、「やっとここまで来たな、という感じ。思い切り楽しみながらやりたい」と力強く宣言した。

 外国人の観客が多数を占めるステージで海外初舞台とは思えぬ度胸を発揮し、共演の高岡蒼甫(29)や大東俊介(25)を相手に、金閣寺に火を放つ苦悩の主人公を熱演。カーテンコールでは「ブラボー!」の喝采を浴びた。

 終演後、充実の笑顔を見せた森田は「現地には演劇通の方々や三島ファンが多く、緊張しましたが、『ブラボー!』と言ってもらえてよかったです」と海外進出の手応えをつかんでいた。

 来年1月27日から2月12日まで東京・赤坂ACTシアターで凱旋公演を行う。