「モールス」見てきました。子役二人の達者な演技に舌を巻くばかり。「僕のエリ」のエリは少々ぶっきらぼうな感じが野性的で不思議な魅力を醸し出していたのだけど、クロエのアビーは美そのもの。「ポーの一族」のメリーベルがエドガーを失ったまま生き延びたとしたらこんな感じ?コディ君がアランだな。

クロエちゃんのアビー見てると、一度美に魅入られたら誰もそれを拒否できないのねと思えてしまう。そしてアビーに魅入られるオーウェンを演じたコディ君の演技に納得させられてしまうのさ。第二次性徴前の少年少女だからこそ、その「美」の持つ吸引力や人を破滅に追い込むパワーが浮き彫りにされるのね。

クロエちゃんのアビー見てると、一度美に魅入られたら誰もそれを拒否できないのねと思えてしまう。そしてアビーに魅入られるオーウェンを演じたコディ君の演技に納得させられてしまうのさ。第二次性徴前の少年少女だからこそ、その「美」の持つ吸引力や人を破滅に追い込むパワーが浮き彫りにされるのね。

といって別に「モールス」が耽美なわけじゃありません。監督マット・リーブスなので、ちょいと「クローバーフィールド」のモンスターっぽい動きがあちこちに見られて、ああ、きっと世に多数存在するCG嫌いの人達はこういうシーンをやり玉にあげて文句つけるに違いないわと思ったりして。

にしても予算不足なのか、CGシーンはあんまり上手じゃなかったなーというのが感想。まあ、「ハリー」や「トランスフォーマー」と比べてもしようがないんだけど。この作品見せ場はCGシーンじゃなくて演技だから構わないんですが、それでもちょーっと興ざめかな? 音の使い方はさすがに上手。