シネマトゥデイより(以下一部抜粋)

> 16日(現地時間)、第36回トロント国際映画祭のContemporary World Cinema部門のラインナップが発表され、スタジオジブリ最新作『コクリコ坂から』が出品されワールドプレミア上映されることがわかった。日本からは、 同部門に古谷実の同名漫画を実写映画化した園子温監督、染谷将太主演の映画『ヒミズ』も出品された同映画祭は、コンペティション部門のない映画祭ではある が各部門に出品された作品の中から市民の投票で決定する観客賞The People’s Choice Awardは、アカデミー賞の前哨戦ともいわれており、『コクリコ坂から』の評価にも注目が集まる。

映画『コクリコ坂から』場面写真

 『千と千尋の神隠し』の第75回アカデミー賞長編アニメ賞受賞をはじめ、海外映画祭もにぎわせてきたスタジオジブリ作品。『コクリコ坂から』には、 1963年の横浜を舞台に、自宅兼下宿屋「コクリコ荘」を切り盛りする高校生の少女・海と新聞部部長・俊の初恋、文化部の部室棟「カルチェラタン」の取り 壊しをめぐる学生たちの紛争などが描かれた古き良き日本の物語が描かれている。なお、日本作品では、『コクリコ坂から』『ヒミズ』のほか、石井克人監督、 妻夫木聡主演の映画『スマグラー おまえの未来を運べ』、アミール・ナデリ監督、西島秀俊主演の映画『CUT』、塚本晋也監督、Cocco主演の映画『KOTOKO』などがさまざまな部門 で同映画祭に出品されることが決定しており、日本映画の躍進にも期待がかかっている。(編集部・島村幸恵)

映画『コクリコ坂から』は全国公開中

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